・・・私にとっては久しぶりの小説を読もうと、市の図書館から「新平家物語」を借りてきました。
月に一度は図書館に行って本を借りるのですが、ほとんどは趣味のクラフト関係の参考図書、日本古代史関連の本が多いです。
吉川英治の「新平家物語」については懐かしい思い出があります。
高校に入学して初めての夏休みに、実家でぶらぶらしている時に、姉の部屋にそれまで子供だったので、私が近づかなかった、きれいな装丁の「新平家物語」の八巻の本が並んで置いてありました。
それを借りて、高校の初めての夏休みに全卷を一気に読み終わったことを半世紀経った今も懐かしく鮮明に覚えています。
市の図書館に行った時に司書の人に聞くとあまり借り出されてないらしく、一般が直接見れない受付の奥の書棚から記憶にある同じ装丁ですが、色違いの本が出されてきました。
「図書館から借りた本」
私が、高校の時に読んだ本は深い緑色の表紙でしたが、今回、借りた本は写真のようにえんじ色の表紙でした。
奥付を見ると、私の高校時代に読んだ時から、20年くらい後に、出版されたものでした。
それでも、図書館の本は、かなり古いもので、この本が残っていることから、新しい本が入っていないことから考えると、この本は、もう絶版になっているのかもしれません。
今は、時間が有り余るほどあるので、高校時代に読んだ時ほど感動しないかもしれませんが、「新平家物語」全八巻を読んでみたいと思っています。