ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

ハップル望遠鏡から宇宙を見ること

2010年04月21日 07時29分11秒 | エッセイ

・・・テレビ番組は割合、いろいろな種類の番組を見ますが、この番組は宇宙望遠鏡と云う珍しい機械に、興味をひかれて見た番組の中で、そんな私の思いとは別に、面白い物理の現象を勉強したので、その内容を少し紹介します。

・・・ハップル望遠鏡はアメリカが打ち上げた地球の周りを飛びながら空気の無いところでクリアーな宇宙空間の星を撮影している望遠鏡です。
 望遠鏡の大きさは13m野長さで、その重さは11トンあります。
 望遠鏡は時速28,000km/hrの速さで地球の周りの宇宙空間を飛んでいます。
 打ち上げてから20年経って、昨年、カメラを取り換えたり、望遠鏡の部品を交換したりしました。

・・・私はこの番組で物理の何を勉強したかと云うと「望遠鏡で遠くの宇宙を見るということは、この宇宙の過去を見ている」と云う事を勉強しました。
 上の写真はそのことを模式図的に表しています。
 宇宙は出来てから、137億年経っていると言われています。
 最新のハップル望遠鏡は現在131億光年の向こうにある星を見ることが出来るらしいです。
 宇宙はものすごい速度で膨張しているので、はるかかなた137億光年向うには、最初の宇宙があるのです。
 上の図は右が現在で、左が137億年前の膨張する宇宙です。
 ハップル望遠鏡で131億光年向うの星を見ているということは131億年前の光がようやく届いたということです。すなわち、今、ハップル望遠鏡で見ている星の姿は137億年前のものを見ていることです、言い換えると、私たちは宇宙が出来て6億年経ったときの姿を、今見ているのです。

・・・光で見る映像は光が届くまでの距離を光が旅して来るのに要した時間分の過去の映像と云うことなのです。
 したがって、望遠鏡で見れる遠い景色は、その距離が遠ければ遠いほど、光が望遠鏡までに到達するのに必要な時間分の過去の映像なわけです。
 もしかりに、(多分不可能なのでしょうが)望遠鏡で三十光年離れた地球を見ることが出来れば、ひょっとしてそこの地球の上に、若い私を見ることが出来る訳です。

・・・それ以上の理屈は私には判りませんが、考えてみると面白いとは思いませんか。

コメント
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