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"It never gets easier, you just go faster."

2021 北海道の夏休み 旭川~宗谷岬 親子サイクリング:Day 3 豊富~宗谷岬 82 km

2021年08月05日 | 北海道
三日目 いよいよ最北端に到達する日です
お昼ごろには着くので、一日ゆっくりできそう。一日前倒しで行動できたので、翌日丸々一日移動日に当てられそうです。


朝霞の中、行動開始。前夜降った雨で牧草の香りが湿原いっぱいを埋め尽くす

宿から2㎞でオロロンライン

朝5時半にしてこの明るさ
緯度が10度本土と違うだけあるね。

そういえば、北海道では少し体が重くなった気がしていました。
それもそのはず、東京と札幌では緯度が8度程度異なり、そのため地球の自転の影響を受け、重力加速度も異なります。
正確には、札幌の重力加速度が9.805(m/s2)に対し、東京が9.798
九州と北海道では1/800程度の差があるそうです。つまり、横浜にいたときよりも20g~40gグラム重くなっているかもしれません。(ただの食べ過ぎ)

というわけで、ヒルクライマーを目指すなら沖縄に引っ越したほうがいいかもしれません👻


稚咲内から夕来(ゆっくる)区間のオロロンラインの地の果て感は圧倒的でした


永遠に続いてほしかった、この道は
(補給さえあれば)永遠に走っていたい道



本当に何もない
路面状態がよく、タイヤがアスファルトを噛む音しかきこえない


やっと稚内市内にはいった

夕来(ゆっくる)を過ぎ、抜海へ

奇岩、抜海岩


抜海は南極物語のロケ地でもあります。これはタローかなジローかな。

南極物語の検索したら、思わずダイジェストみちゃったよ。
懐かしい。人生初の映画です。二本立ての片方はガンジーだったと記憶。しらんけど。


おっと話が逸れた。抜海の先、ノシャップ岬と稚内への分岐があります。13年前はノシャップ岬へ行きましたが、今日は峠を登って稚内へ直接行くことにしました。体力温存のため。

久しぶりの坂道で喜ぶチビ太師匠

稚内駅について、早速明日のダイヤを確認。
だめだこりゃ

宿を確保し、荷物を預けてから朝ごはん


朝定食をしっかり掻き込んで、最後の30㎞に挑戦です。
駅前のひとしの店 なんと朝6時半からの営業。


当然思い出し笑いが始まりました。時刻は8時半でした。


稚内から宗谷岬まで、この日よい追い風が吹いてしました。
40㎞巡航は当たり前、20㎞区間のアベレージは32㎞という、300㎞以上走ってきたとは思えない高速巡航


ずっと海沿いも芸がないので、宗谷丘陵ヒルクライムをして宗谷岬を目指しますよ。宗谷丘陵は、日本最北端にある2万年前の氷河期に形成された丘陵地帯で、丘の襞が幾重にもつらなる牧歌的な地形。

チビ太師匠、この景色が北海道で一番印象に残ったそうです。

氷河地形を360度一望できるところはそうそうない。

自衛隊レーダーかな
丸山レーダーサイトというらしいです。

観光客誘致のために、ここでレースをやればいいのではないでしょうか。


旧海軍の観測所跡
この下に15cm榴弾砲を四門配し、宗谷海峡を睨んでいたらしい。
戦時遺構については、下記のホームページに詳しい。
もっと探検しておくべきだった…

来ることのなかったソ連軍の上陸部隊を今も警戒しているよう。


1000kmってどれくらいか、
300kmってどれくらいか、
息子の体の感覚で覚えさせられた気がする。
距離を体感するって大切w




そしてとうとう、眼下に宗谷岬をとらえました!

最後の最後で、青空に恵まれましたよ!


よっ!日本最北端のちびっ子!👏👏👏

40km沖合のサハリンですが、かすんでいてよく見えませんでした。

ここまで背中を強烈に押してくれた追い風は、この後強敵になるのがわかっていたので、帰りの20㎞向かい風を嫌って輪行袋を宗谷岬に持参していました。

旅終わり
食欲は稚内の街を
駆け巡る

ご褒美🍜
鶏+利尻昆布+帆立貝でとった出汁が染み渡りました。




稚内はロシアの玄関口でもありますので、町にロシア語が溢れています。
カフェ 北門館 


お昼寝後、サンダルペタペタ(輪行袋から🚴ばらすのかったるいし)1km歩いて稚内市場にやってきました。Baruさん紹介のうろこ亭です。
事前のリサーチはばっちり!


師匠がセレクトしたのは稚内地元グルメ、🐙たこしゃぶ定食

あぁ・・・

うろこ市丼 
丼に乗っかている刺身の大半を奪われましたw


300km超えて走ってきているので、大人の大盛でも足りません(笑)


波止場の潮騒が俺の頬をなでる・・・惚れるなよ・・・フッ

何もやることのない旅の一日の夕暮れ
最高ですね


宿泊はゲストハウス モシリパ
端っこの土地、という意味だったかな
二段ベッドで快適に過ごさせていただきました。
館内にはたくさん漫画がおいてあって、山小屋的雰囲気
玄関に止められた各県ナンバーのオートバイ見るのも楽しい

さて、🚴は袋に詰めて、明日はおかーさんが横浜から🛫飛んできて合流します。朝5時20分の始発しかないんで、はよ寝ましょう。

速い🚴


出発した旭川は関東と変わらぬ猛暑でしたが、さすがに稚内まで来ると過ごしやすい気温でした。
なんと、この一週間後、夏としては観測史上最低の気温3度を記録したそうです。