Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

Go West朝練 横浜~静岡個人TT (勝手にHomecoming)

2014年05月18日 | 長距離
土曜日の門限は珍しく遅く、14時。本当に珍しいことであります。
ということは、12時の浜松駅に間に合えば・・・ということで、GoWest朝練を敢行。
ところが、浜松まで250kmを時間内に走るためには、どう考えても家を2時半に出る(オイヤメロ)必要があるところ、さすがにそんな早い時間に起きられないので、家を出たのは3時半でありました。



未明の16号は空いていて走りやすい。順調に進んで、4時になるところで246に入った。
こんな早朝に走っているアホローディは俺くらい!ヤッホ~と走っていると。


こらー!そこの変なおじさん!と呼び止められました。

サトウさんではないか!
なんでも門限が9時半でヤビツに登るためには、この時間しかないんですと。
それにしても、早起きしすぎでね?


せっかくチームメイトも得たことですし、利害一致。

名古木まで交代して走ると、あっという間に到着。平均32km/h。ここでお互いの健闘を祈り、朝の5時なのにお別れします。

善波峠下ったところで平均31、このまま246ルートで御殿場越え、登りで平均を失って登り切った所で平均が29kmでした。

小山の田舎道をダンシングで登っているときに、「ぴゃかーん」とあの音が。そう、あの音が。


スポーク折れました…

リタイヤも考えましたが、ブレーキアーチを広げると後輪はフッレフレのうねうねですが、まぁ走れないことはない。
後輪にブレーキを当てると、シャリシャリ音が尋常ならざる爆音を奏でるので、後輪ブレーキはなるべく封印。
後は五感を徹底的に鈍感にして走ることにしました。良い子はまねしないように。
(後日、スポーク折れたまま100km TTしたと言ったら店長に怒られましたw)


本当にいい天気。富士山が360度どこからでも拝めました。

246は、登り切ってしまえばあとは三島までの極上ダウンヒルがまっています。29kmだった平均も30.4まで上がりました。(後輪からは変な音が・・・)

沼津から富士まで、松林の内陸側の道路を通ります。向かい風ですが、信号もなく、時々一般車両が風をさえぎってくれますので、修行ではありましたが更に平均時速をあげることに成功。

実はこのルート、2007年の東京大阪キャノンボールの時通っています。


富士の手前、吉原にて二回目の休憩。だんだん暑くなってきました。


一度富士市内に入ります。このあとさわやかハンバーグの前を通過しますが、まだ開店まで2時間もありますがな。




富士川。ここまで120kmでアベ30.4km。ここまで距離が長くなると、ちょっとスローに走った位では平均速度表示はビクともしません。その代わり、一度目盛が下がると、取り返すのも大変です。

都内で短距離だと、平均30kmを目指すには巡航38-40が欲しいところですが、地方の国道は信号がないので、33-35で巡航できれば平均30kmは普通にキープできる印象。ただし、ただし、それを延々と5時間やるのは「補給面」でつらいのです。


由比にくるとバイパスなので、自転車は側道に追いやられます。ここのトラップが一層わかりにくくなっていました。

ここからは疲労+退屈により写真がありません。今思えばハンガーノックの前兆だったかも。というのは・・・
人間の常時備蓄エネルギー:2000 kcal
今回のライドのトータル消費エネルギー:4565 kcal
消費目標:2565 kcal
実際の消費(コンビニ中心): 1200 kcalくらい。

通常のライドですと、1時間あたりの消費量は800 kcal位。ということは5時間ちょいで4200 kcal。今回はそれをかなり上回っています。摂取するより先にTTモードでどんどんエネルギーが出ていってしまう感じ。
結論としては自転車でやるITTは160-200kmで普通はエネルギーのほうから先に枯渇するような予感がします。今日も脚より先に体に力が入らなくなった感じでした。次回への教訓にしましょう(って何の?)

草薙に入ったところで、以下のような記録でした。Misson Accomplishedということで、後はポタリングにします。
160km ITT
Av 30.2km/h
Av 203W
4094KJ

個人的に「一般道ソロでAv 160km」は調子をはかるよいバロメーターなので、ちょっと嬉しかったり。なにせノーマルバイク、向かい風の静岡だし。
PowerCal計測ではあるもの、5時間17分間Av 203Wでローラーをやり続けたのと同じくらいのダメージはありますw

せっかく静岡まで来たし、いつもは素通りしてしまう母校を24年ぶりに訪れるチャンス!と考え日本平へ。そこには24年前と変わらぬ青春の原風景が待っていました。



東名高速を行きかう車のタイヤ音
駿河灘の遠景
茶畑の緑
谷を越えてみえる日本平
ボロイ寄宿舎
路面のわるい外周道路
砂糖のはいっていない薄味のコーヒーが入っていたポット
遠くに南アルプス
振り返れば富士山の頭だけ
宇宙空母のような校舎

ここで5年間の青春を過ごしました。
行ってよかった来てよかった。
今度はゆっくり市内に泊まろう。


5時間半かかった道のりを、1時間で帰ってきました。

もうじじいなので、翌日はActive Recoveryの予定。脚がありません。
といっていて蓋をあけるとどうなったか・・・はこちらの記事で。

エルゴパワーの下ハンスプリント時の使い勝手について

2014年05月18日 | インプレ
仮説:カンパエルゴパワーは、下ハン時の利用はスプリントを想定していて、高速巡航は想定していない?


前日160km個人TTで脚が閉店状態だったのですが、スポークも折れてしまったことだし、お昼に新宿御苑でチビ太出迎えという楽しい用事も仰せ使いましたので、日曜日朝はISOYA川崎店の朝練へ。

店に行っても今日もメンツはまばら。(ハイシーズンですしね)
ニャロメ、師匠、BKの3人で出発しますが、途中でtezzさん、Y溝くん、岡ちゃんがドッキング。
tezzさんが大森海岸で50kmで牽いて、「ひぇ~」となっていたら、そこからさらに岡ちゃんがかぶせてきおった。
そして散々先頭でアタックしたあげく大井ふ頭へ消えていきました。殺り逃げか。
それにしても、前日160kmちかくMTBで練習しているtezzさんが強い。今日の第一集団は、Active Recoveryのつもりで参加した二人が集団をひっかきまわして結果的に他人のペースに引き摺られているうちに元気になってしまうという、Passive Recovery練となりました。

■五反田の坂は二番手からもがいたものの、動きを読まれて頂上近くで師匠に刺される。
■麻布坂は一番下からもがいて後続の心を折って作戦勝ち。遅くてももがいている姿を後ろに見せることが大切♪
■首相官邸前は速めにしかけすぎて後ろからまくられ終了。
■その後皇居一周流す。
■復路は六郷大橋スプリント一本勝負。
アプローチのランプを師匠が一本引き。これは助かりました。45kmくらいで坂を登り切り、最初の継ぎ目でしかけようと思いましたが、自重。(後ろで誰かに見られている気がした)
残り100mでもがきMAX開始。ギアを2枚重くして、腕でハンドル引いて腹筋でステムを引き起こすイメージで。
後ろを見るとtezzさんが横に並びかけてきますが、そのままトップエンドスピードをキープして先着~♪
最後まで垂れずにもがき切ることができました。MAXは55km/h

通常はカーボンバイク、およびTTバイクでISOYA朝練を出ていたので、あまりクロモリ檸檬号でスプリントすることが多くなかったのですが、今日気がついたことがあります。それが冒頭の啓示でした。

仮説:カンパエルゴパワーは、下ハン時の利用はスプリントを想定していて、高速巡航は想定していない?

最近スプリントするときは、脚で踏みこむことはあまり考えず、とにかく上半身を使うことを意識しています。雑巾をしぼるようにハンドルをねじって握り、手前につよく引く。腹筋を総動員してハンドルを起こす反動がつかってもがく。そのような使い方をする前は、下ハンを握ってシフトダウンするのが面倒くさくてしょうがなかったのです、実は・・・


アップポジションからのエルゴの使いやすさは、いまさら説明の必要はあるまい。


しかし、下ハンの下部分を持って高速巡航している時、シフトダウンをするのはなかなか難しい。


親指が遠いのである。
「やべ、一段重くする筈がまとめて二段重くしてしまった。」

ということがよくあり、仮にそこまで下手でなくても、シフトダウンには微妙な力加減が必要で、神経をつかうものであった。(当社はシマニョーロを使用w)


しかーし!である。下ハンでモガくとき、引き付けやすいようにRのきついところを強く、「雑巾をしぼるように」手前に引くことになる。


こうなると、スプリント時のダウンシフトは快適なものになる。


あっ!このポジションは、DI2と同じではないか。

…エルゴパワーかって4年以上経つのですが、こんな大切なことにやっと気が付きましたw

ホイールさえなんとかすれば、クロモリ檸檬号でもレースできるんじゃね?と思った日曜日の朝でした。

++++++

そんなこんなでオヤジ達の自己満足朝練は終了!車を走らせ新宿御苑に向かいます。


靴を忘れた…裸足であるくか。


快晴の下、緑がいっぱいの広い空間。チビ太はご機嫌でおネエ走りをしていました。


関節が十分に発達していない幼児に、本気でジャイアントスイングの大技をかけると、脱臼する例があるそうです。まじで気をつけましょう。


でも、子供は喜ぶんだよなぁ。見てよ、この100万ドルの笑顔。^^