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"It never gets easier, you just go faster."

エコクラシック もてぎ レースレポ+外科治療

2010年04月14日 | レース
写真はほとんど頂きものです。



前夜祭
試走が朝6時から、レースが8時からということもあり、今回は前泊プラン。御気楽応援団のチヨレックさんとニャ嫁つき。波乱の予感・・・www


川崎を5時に出て、宿泊は宇都宮駅近くの豪華健康ランド「南大門」カプセルホテル並の個室キューブがついて、料金は4400円くらい。設備、利便、施設ともにこれはすばらしい。栃木方面の前線基地として日光紅葉ツアーの時などにも使ってみようかな。


まずは餃子ローディング。5人で15人前の餃子を食す。
温泉に入った後はみんなでかっこ悪い浴衣を着てやる気のない宴会だ!みんながそろうまで乾杯を待ってられねぇ!逐一乾杯だ!

翌朝は5時出発。

出場したのは、男子ロードAクラス。70km
無謀にも、初のトップレベルへのエントリー。
今年の目標、「富士チャレをトップ集団で走る」を達成するためには、ここで通用するかはかっておかねばならない。実業団登録している人や、イナーメの人など強豪ぞろい。目標は・・・「完走」

今日はBKさんに決戦用のディープリムを借りた。ロードで使用するのに躊躇いはしたが、落車は気をつけていて時の運もあるので、あえて使用。これが後の悲劇の伏線となる。

スタート>前半

2列目に並んでスタート。サイコンが速度を拾わなくなったので、数字なしで臨む。
茂木は①コーナーがおわって橋をくぐってから出現するだらだら登りがまず脚を試す。高低差は30mくらい。勾配は2-6%。ここで集団がペースアップしたらどうしよう、アタックがかかってふるいにかけられたらどうしよう、と恐れていましたが、結構淡々と進みます。まずは港北夜練を思い出し、上ハンで省エネ走。早い人のペースについていきます。ただ最初から最後まで上ハンはこのペースではつらい感じ。頂上付近で乳酸が溜まりだす。
登り切ると高速ダウンヒル区間。ここでは65mmのディープリムが効く!他の選手がヒーコラ回してインターバルを食らっている(ように見えた)くだりセクションも、ちょっと踏むだけですぐ50km台にのるアイオロスに助けてもらいました。下りきってホームストレート近くにくると集団は一度沈静化します。これの繰り返し。


カメラを思いっきり意識したアグレッシブな走り方www
中盤

登りや登り切った後で右車線からパラパラとアタックがかかります。基本的に無視。10人くらいの規模で反応しそうだったらそれに乗っかる、というなんとも消極的な省エネ走法。集団のなかでペソペソしているとどんどん後ろから抜かれるので下り区間で一気に前に出る、の繰り返し。
いい感じ。暖まってきた。


登り区間だが、だんだん恐怖感も薄れてきた。というか、大集団で登るのはテンションが上がる!
最近なんとなくコツをつかんだ後ろ加重のダンシングで、なるべく体力を使わずに登っていく。
頂上近くでつらそうにする選手がちらほら見えるようになってきた。軽そうに上っている人、楽して登っている人を見つけて参考にしながら登っていく。イナーメのH本選手が楽して登っているように見えた。
「後輪で蟻んこをプチプチ踏み潰すイメージ」
「ギアを重くして、バイクを振りながら歩くように進んでいくイメージ」
なんか進んでいく。登り坂でポジションアップ?!!ありえねぇぇ!!!


きがついたら先頭牽いてるし!ありえねぇぇ!!!
この後あまりにも場違いな気がしたので速攻で後ろに下がりました。ごちそうさまでした。

終盤

上のレベルは登りはそんなに頑張らない。ただし、下りは速い。やたらと速い。
デブでもつらい。限界域にちかくなっても、なるべくフォームを崩さず、限界域でもきれいなペダリングでワットを出す!これを意識してなんとかつないでいく。アタックの回数も増えてきた。だが、なんとか生き残って最後に勝負にいけそうだ。いよいよこれからが本番だ・・・

本番だ・・・

グワシャ
ラクシャー!!

(・人・)チーン

DNF(落車までのAve 41.6 km/h)

バイクのダメージを確認、関係者に連絡、医務室で手当てを受ける。
手袋が破け、左手首に大きな擦過傷(リストカットした感じ)
左臀部にいつものように派手な擦過傷
右すね左すねに擦り傷切り傷。

自転車もホイールも壊れてしまったので、このまま帰って自転車を川崎で入院させることも頭をよぎりましたが、せっかく個人TTもエントリーしているし、怪我したばかりの時は頭に血が上って大丈夫だと思い出場を強行。

個人TT 2.4 km 一本目

ディスクホイールカバーのネジが緩んで外れてなくなっているので、カバーをはずして出場。前輪ディープに後輪手組みはとてもかっこ悪い。RRレース、しかも落車後なのに、エントリーした他の選手はこのレース一本のサラ脚の人が多いらしい。うーん。来年はどうしようかなぁぁ。
目標は3:30秒切りで400W保持。


スタートしてすぐにDHポジションに入る。最初は400W出たが、脚パンの焦げ具合がハンパではない。最初の500mでリタイアしたくなった。弱気虫大爆発。


ここから泣き顔で立て直す。バックストレートで30秒前の前走者と一分前の林道太郎が芥子粒のように見える。出力が400Wからどんどん落ちていく。ここからはどう苦しみと戦い、苦しみと友達になるか。

呪文を唱える

Pain is temporary.
Suffering is beautiful.
PM does not stand for Project Management, it does for Pain Management.

ゴールが見えてほっとしたのもつかの間、絶叫とともにゴール!
タイムは・・・
3:28秒
Avg Power 365 W
おお!去年のタイムであれば3位のタイムだ!表彰台だ!!


シーラカンス目撃より困難な、追い込みすぎて絶息する林道氏。


1時間の休憩時間は、応援に費やします。

二本目

二本目になるともう悲愴感しか残っていないが、走り始めてから襲ってくる絶望的な苦しみは、一本目で経験しているのでけっこう切り抜けられる。2.4km走っておうちに帰ろう!

早速苦しみが襲ってくるので呪文を唱える
苦しみは去る
苦しみは美しい
苦悶すれど顔は笑え!

ギアを一枚重くする!
「ウガァォ」
もういっちょ重くしる!
「ゴバァ」
苦しみが快感に変わってくる♪


脚が傷だらけだば~

最後は絶叫する余裕もなく、二本目ゴール!
3:27秒、平均41.5 km/h 2.4km のピークパワーでは一応自己記録更新
Avg Power 387 W

順位は・・・どうなんだ・・・
一本目:10位
二本目:7位
総合:10位

去年だったら表彰台、今年は10位ですか・・・トホホー

+++++++

というわけで、いろいろあったエコクラもてぎでしたが、小旅行としてもよし、設備もよし、イベントとしてもいろいろなレースが用意されていて非常によくまとまったイベントという印象。これはいいね!来年も決定でしょう。


3位入賞オメ!
コメント (10)
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