Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

桃太郎と金太郎の違い

2008年11月15日 | 1級、2級山岳

私、桃太郎金太郎の区別がつかないんです。
桃太郎が鬼が島に鬼退治に参り、世のため人のために尽くした、それは知っています。
一方、金太郎は何をしたのか?
力自慢で、野山を誰かさんのように駆け巡り、熊に乗っかってエイサッサー、熊に相撲を挑んで投げ飛ばし、現代で言うところの動物虐待ではありませんか。

というわけで金ちゃんの生誕地を訪れ、神話の真偽を確かめて参りました。
本日のコース図

まずは、新幹線で1900円、ぴゅーっと小田原までワープします。
ここから箱根仙石原までは、足柄幹線林道一つのルートしかありません。
駅伝もこのルートに変更してくれないでしょうか?
いこいの森までの序盤の勾配に耐えれば、あとは交通量の少ない中お気楽ヒルクライムです♪

↓足柄幹線林道
今日は体が湯気が温泉地のように湧き出ました。


快調に登っていくと、ゲートに閉ざされた久野林道への分岐が。
ここで林道マニアK氏、突然Uターンして情報収集を始めます。
そこにいたおっちゃんは猟犬をつれた鳥撃ちの狩人でした。背中にまさかりではなく、ライフルを担いでいます♪

結論:現代の足柄山でも、ライフル担いだ金太郎親父が野山で猪いじめをしている。

なんでも今月から猟が解禁され、猪撃ち鳥撃ちのみなさまが山に入っているらしいです。

↓林道ハンターK氏、本物のハンターと猟犬に会う。


K氏が久野林道を進言しますが、山中で鉛玉を打ち込まれた骸となって何年も誰も発見されず、ブログの更新が今日で絶えるのは忍びないので、必死に二人で止めました。

金太郎親父伝説の実在を確認し、安心した一行、紅葉の中仙石原を目指します。
このルートとほとんど符合しています。(←参考になるサイトだ)

↓別荘地と別荘地をつなぐ仙石原~宮城野の裏道の裏道、碓氷峠


↓ここに出てきます。仙石原から足柄林道に入る人は下記の二点に注意
カーボンリムは禁止。
塔の峰~久野林道まで、5箇所くらい道路鋲あり。
ま、このルート、下りでは使わないほうが賢明でしょう。


塔の峰から仙石原、金時山までの紅葉は見事でした。

↓金時神社前は紅葉満開


↓黒白林道を登っていきます。


金時山の下を貫く、金時トンネルまでくれば今日の前半の登りは終了。後は、下るだけ。
↓胎内にはいりました


これから地蔵堂のうどんを目指しますが、開店が11:30どこかで時間をつぶさなければいけませんね。というわけで夕日の滝にいきます。
鄙びた村落を縫うように進み、キャンプ場を抜けて橋を渡ります。

↓何でこんなポーズかというと・・・


↓金太郎にならっているわけですね


↓夕日の滝。滝浴び修行したくなった。
と思ったら、帰り道、空手着を着た一団が滝つぼに向かってくる。どうやら修行地のようでした。来年一番暑い頃の休日にきて浴びる企画をしましょう。


↓おやき
地蔵堂のうどんがまだ開店しないので、おやきを食べて時間をつぶす。


~~~第二部~~~
さて、ここからは後半です。
後半の目的地は、神奈川のスイス、大野山と神奈川のラルプ・デュエズ、尺里峠です。尺里峠は寄方面からは登ったことがありますが、逆ルートは初めてです。期待に胸高まります。

林道Guruののぶぞうさんのこんなエントリーや、こんなエントリーを見たら、行かずにはおるまいて・・・

ただし、雲行きが怪しくなってきました。さっきまでは晴れ間が差していたのに…

大野山へは、山北の西をかすめ、東名高速の都夫良野トンネル入り口のすぐ横が登山口です。のっけから、斜度10%を越えています。

↓大野山ヒルクライムは、ヤビツよりも、箱根Q道よりもキビシー!
後で確認すると、平均勾配は7%でした。・・・ヤビツよりもきびしいわけだよ。


後続が離れたと、写真をとらなくては、と勝手に言い訳を作ってクリートを外します。

↓折れそうな心を、牛クンの道案内看板が癒します
道中この気のぬけた牛クンの看板のおかげで、迷わず登れました。ありがとう、猛牛クン。


↓深沢集落。お茶畑の中を九十九折で登っていきますが、足が休まるのはここだけです。また、さっきより酷い激坂区間が。


↓「わかっちょるわい!言われなくても既に10㌔以下じゃい!」


↓この後の区間はアスファルトではなく、コンクリ舗装。それが終わると視界が開け、頂上の牧場ゾーンに。ここまできたら後は緩いだろうと、思って左折すると20%。

何も知らずに連れてこられると確実に友情にひびが入ります。今回は3人とも初めてでしたのでキャッキャッと登れました。
しかし、山頂にてオープンカーの幌が開けられると、霧雨です。モチベーション、グダ下がり…


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

私たち一行の求めていたピーカンの大野山イメージ図。


写真提供:のぶぞうさまのブログ



写真提供:のぶぞうさまのブログ



写真提供:のぶぞうさまのブログ



写真提供:山北町 観光情報大野山フェスティバル)

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

実際は・・・雨・・・寒い・・・

↓平均勾配7%、お腹一杯、乳酸で一杯。



↓・・・ととと自転車の向き間違えてました。こんな基本的なミスをw



↓頂上の牧場、まきば館前にて。このハロウィンどてかぼちゃの原料は、なんと牧草ロール!アイデアですね。


この後、霧雨のダウンヒルですっかり走る意欲をなくした3人、尺里峠への左折ポイントもすっとばし、新松田から輪行の人となったのでした。

というわけで、日本晴れの日に、大野山リベンジ、決定です。