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"It never gets easier, you just go faster."

房総林道ハンティング:円満詐欺

2008年09月28日 | 3級、4級山岳
季節も移ろい、今年もこれを踏んでパンクする季節になりました。


被害者Kさんと、平地練と称して房総半島をぐるぐるまわって120キロ。
肝心の平地が全行程の四分の一、一体どこが平地練習なのでしょうかァ?しかし、二人とも林道マニアなので、林道をつなげ、延々と続くアップダウンを楽しんで参りました。
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朝5時に家を出発し,横横道路をくだり一路久里浜へ。始発0620久里浜発に間に合った。

フェリーの扉が開く。開いたときに,「お待ちしておりましたわん♪」と誰かのサプライズを期待したが,そんなのあるわけねぇ。


海岸沿いを10km走り,一路マザー牧場方面へ。ここには標高400mの鹿野山という峠があり,牧場ツーリングを想起しないように。立派な2級山岳です。いきなり騙された感じです。マザー牧場ポタリングと銘打って誘われた場合,詐欺の可能性があります。簡単に誘いに乗らないように。



左上から
①マザー牧場でほげほげしようと思ったが,はぁはぁぜぇぜぇしてしまった。
②鹿野山から,今日のツーリングコースを眼下に望む。山だらけ林道縦走。
③久留里線久留里の駅にて
④そして,里見氏の居城久留里城へ

なぜこんな所に城があるのかを知っていたか?それは信長の野望にでていたからである。城はこちら,の標識を左折して後悔
「や,山城だった・・・」
天守閣は山頂200mのところにあり,城なので九十九折などあるわけがなく,20%の激坂直登。お城めぐりポタリングの誘いも,地形によっては詐欺の可能性があります。平城か,山城か,事前にしらべておくように。


①ずいぶんモダンなつくりの天守閣でした
②すでに紅葉の季節の予感が
③これは養老渓谷に行く途中,大福山林道にて
④さきほどの20%の激坂直登


①養老渓谷まで来ると,一時間に一本の貴重なローカル小湊鉄道がやってきた。ラッキー
②むかしこの近辺の菜の花畑でYOMEにプロポーズをしたことがありまふ。というわけで思い出の地でもありました。
③養老渓谷には足湯がありました!ツーリング中に足湯があるとは素晴らしいルートだ。
④養老の紅葉は11月後半らしいです。このあたりにまた来るかんね。


①珍しく,コンビニではなく温泉宿でがっつり食べます。鮎の塩焼きは,塩ががんがんかかっていて補給という意味でも好都合です。
②真っ黒なお湯が東京湾って感じですね
③のどかな田園地帯
④宿のお風呂は,洞窟風呂でありました。まっすぐ行くと男風呂,左折で女風呂,なので手信号を出しましたが,後続は引っかかりませんでした。

温泉から上がると後半戦,養老清澄道路のアップダウンを繰り返し,四方木峠を越え,極真空手の聖地,清澄寺を過ぎ,鴨川を過ぎ,長狭街道を通って東京湾へ向かいます。

長狭街道の中間地点に,このツーリングの目玉,東京から一番近い棚田,「大山千枚田」があります
焚き火の煙でくもった初秋の田園の坂をゆっくりと登っていくと,日本昔話のような風景が広がります。




しばし靴をぬいでホゲホゲします。

大山千枚田を見終えたら,あとは帰るだけ,幸い時間も押していないので,林道のお代わりをすることに。選ぶは房総林道の王様,峯岡林道です。
それにしても林道の入り口が分かりにくく何度も地図休憩GPS確認を繰り返し,大迷走しました。
道いくおじさんおばさんに道を尋ね,あっちへくだりこっちへ登りを繰り返し,やっと(実は去年も一区間走った)林道の入り口にたどり着いたとき,K氏曰く。
「もう後は登るだけです」


①峯岡4号線入り口。ナイス!
②尾根を登りきる前にさらに激坂。ナイス!
③右へいっても左にいっても鋸南町。
④金谷港では,時間があったので磯ラーメンをば。塩分がクゥーッと染みました。

てなわけで,またも林道三昧。林道マシーンの購入へまた29インチほど近づいた週末なのでした。
そろそろ富士チャレにむけて高速練習はじめないと・・・