てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

水洟(みずばな)

2012-01-16 14:45:00 | 健康と医学
 水洟や 鼻の先だけ 暮れ残る(芥川龍之介)

 いうところの“鼻かぜ”を引いたらしく、熱はなく咳も出ないものの昨日あたりからクシャミと鼻水が酷く、片時もティッシュが手放せない。周りに風邪引きさんが多いし、鼻水は風邪の初期症状のひとつというから侮れない。

 しかし、ホームドクターに駆け込むほどでもないので、取り敢えず「鼻水を止めるツボ」を実践してみた。併せて「鼻水・鼻づまり(つぼ症状編)」もやった。
 これだけで効果覿面、ピタリと鼻水・鼻づまりは治まった。家内の入れてくれた「熱い蜂蜜入り生姜湯」で止めの一撃とした。生姜湯は体を温めて、風邪のひき始めによく効くようだ。

 ついでながら私の風邪と入れ違いに、家内の方はほぼ治まった。俗にいう「風邪を人に移すと治る」とはこのことかと思いきや、これに科学的根拠はなく強いていえば「人に風邪が移るようになれば、自身の風邪は治りかけている」というのが真相のようだ。

 冒頭の句は、デビュー作が『鼻』であった芥川龍之介の辞世の句である。この句の解釈についてはこちらを参照になさって頂きたい。

※結局、この後、午後4時からの診療を待ってホームドクターを訪ね、PL配合顆粒を4日分処方して頂いた。時節柄か先生もマスクをかけたままで「声が出なくてすみません」と、酷い風邪声で診察してくださった。
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ヒーリング効果

2012-01-16 10:22:00 | 暮らしと生活
 「泣く子も黙る・・・」とくれば、あとに続く言葉は途轍もない威力や勢力のある厳しい様を思い浮かべがちだが、なんでも「泣く子も黙る!?CM」なるものがあると聞いた。

 有ろう事か、私などこのCMが流れ出すとチャンネルを変えたりミュートにするほどアクの強い、個性派タレント財津一郎さんが演じる「タケモトピアノ」という中古ピアノ買い取り業者のCMである。

 興味深い話なのでネットで調べてみた。曰く「財津一郎の『ピアノ売ってちょーだい』が440Hz付近で、音楽の途中でリズムが変わり、音がランダムで飽きさせないなどがポイント」。もっと平たくいえば「単純なリズムの繰り返し曲であり、その曲のテンポがあかちゃんの心音に近い。」ことだそうだ。
 泣く子を持つ親の間で大ブレイク、CDとDVDになりレジ横に山積みにして売られていたり、着メロとしても配信されている。ほかにもNOVAうさぎが出てくるNOVAのCMにも同様の効果があるそうだ。

 身近に泣く子がいないので真偽のほどを確かめる術はないが、似たような話で我が子が生まれてくる時のことを思い返してみた。胎教から子供の情緒教育に良く、心を癒すヒーリング効果あるからと、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」を繰り返し聞かせた。なるほどそれが奏効したのか、倅は3人とも音楽をこよなく愛し、未だにピアノやギターなどの楽器に親しんでいる。ただ長男は音楽に入れ込み過ぎ、大学では軽音楽にのめり込んで1年余計に長居したのは想定外であった。(このことは小欄「2006/5/24 モーツァルトのツボ」でも触れている。)
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