てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

招待旅行とは言うものの

2010-09-27 15:36:00 | レジャー
 日頃はくじ運などとんとない家内が、某スーパーの招待旅行を引き当てたので、それに相伴(実費負担)して松山日帰りバス旅行をしてきた。

 あれほど長い間好天気が続いていたにも拘らず、日頃の精進が足りない所為か、朝の曇天は途中から雨に変わった。

 定刻より10分遅れの7時10分に林原駐車場をスタート。早速にバスは岡山ICに乗るものと思いきや、渋滞の地道を走って昨年5月にオープンしたばかりの総社市にある珠屋に案内され、のっけから1時間半もかけて淡水パールのショッピング。その手には乗るまいと固く心に決めていたので全てスルー。早起きして参加しながら、貴重な時間こそ費やしてしまったが、お金は浪費せずに済んだ。

 9時40分、やっと倉敷ICに入り、小雨に煙るしまなみ海道をひた走り、途中来島海峡SAで一息つく。ここから先、松山へは高速道は使わず地道を山越えして1時間がかり。

 昼食場所の道後○リンスホテルは、道後の地名こそ冠しているものの、道後の中心街のはずれにあり、道後温泉元湯へは遠過ぎて限られた時間では足を運べない。
 案の定、昼食中にある参加者から「ショッピングばかりに時間を割き、おまけに高速道を使わず肝心のゆっくりしたい場所で時間がとれない。被招待者ならいざ知らず、お金を払ってまで参加した者には無意味だ。」と添乗員に声を荒げる一幕も。

 昼食後は松山市内の観光もなく、来た道を折って返すのみ。只1箇所の観光は、今治市大三島町にある「大山祗神社」のみ。傘も用を成さないほどの本降りの中を、主催ツーリストが提携する大山祗神社傍の土産物店の店員嬢が俄かガイドとなって、境内を駆け足で回っただけで、国宝、重要文化財の指定をうけた日本の武具類の8割が保存されている宝物館の拝観もなし。大山祗神社は、家内共々再訪問だったので救われたが、これでは当てにしていたせっかくの観光も台無し。

 「今日の目玉は何じゃったん?まぁ、道後の湯には一応浸かれたし、ご馳走も頂いた。土産ものも沢山揃うた。」との、ある老夫婦の声を待つまでもなく、所詮招待旅行とはこんなもの。
 この旅行プラン、帰宅してからネット検索したら。あるクリーニング店のキャンペーンから、某スーパーマーケットの抽選招待旅行まであるわあるわ、全く同内容のものだ。まんまとしてやられた感がする。

 ただ、家内については正真正銘の無料招待なので、実費負担分9,800円を1/2換算すればほぼ値段相応だし、宝石ショッピングにハマルこともなかったのでよしとしよう。くれぐれも旨い話にはご用心。


淡水パールが満タンのバスタブで手を濯ぐ(珠屋にて)

小雨に煙るしまなみ海道の斜張橋(車窓より)

道後○リンスホテルでの昼食メニュー

【大山祗神社】

鳥居(奥に総門)

竣工したばかりの総門



宝物館の前で(1969年4月25日撮影)

学生時代以来41年ぶりの再訪(1969年4月25日撮影)

神木の大楠(樹齢約2,600年)

能因法師雨乞いの楠(日本最古で樹齢3,000年)

拝殿
コメント (4)
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