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てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

早春の海の幸

2007-03-04 20:11:06 | グルメと料理
 春の訪れを感じさせる陽気に誘われ、かみさんに促されて西方面へ車を走らせた。目指すはかねてより一度は訪ねてみたいと念願していた玉島魚市場

 玉島魚市場は、1832年(天保3年)に創業、175の歴史を有する魚問屋の老舗。昭和初期には、8艘の船で朝鮮半島から東シナ海、東は房総半島までの鮮魚を集め大々的に活躍。 昭和中期には、水産加工品を製造し、中でも「塩むし桜鯛」は人気があった。
 元々は卸売りが中心なのだが、今では朝市(水曜日・祝日は休み)が同社の名物となっており、毎日大勢の買出しで賑わう。

 同社の看板娘mariさんは、小生のブログご近所さん。といっても面識はなく、本日突然の訪問である。会社は見当をつけていたので難なく着き、一目でmariさんのお兄さんと思しき人が、洋菓子を差し出して、温かく迎えてくださった。

 「ブログのご縁で…」と告げたばかりに、昼からの用事に備えて自宅に控えておられたmariさんを呼立ててしまった。シャコを試食している所へ現れたmariさんは、とてもチャーミングで、利発を絵に描いたような目から鼻へ抜けるような人であることは一目瞭然だった。
 かみさんをして「俳優に例えるなら中野良子」(間違っていたらゴメンナサイ)と、いわしめた。

 時折ブログに登場するお兄さんは、小生の頭に描いていた通りの方だった。物腰が柔らかく、丁寧で気遣いの良く出来る人。敢えて有名人に例えるなら、ヤクルトスワローズの古田監督かな。
 そして何より感心したのは、同社の従業員の皆さんの対応マナーの良さ。職業柄か威勢があって、忙しく立居振舞う中で、一様に明るい笑顔を絶やさず、交わされるあいさつや掛け声が、実に爽やかであった。
 なるほど同社のキャチフレーズ《新鮮・安全な魚を、適正価格で+楽しさ》に偽りはない。いやそれに優るものだ。

 今シーズンは、良いワタリガニに当たってないし、今が旬の「クギ煮用のいかなご」がお目当ての一つだった。
 ところが「昨日ならば大きなワタリガニがあったし、今日はいかなごの入荷がない」とのこと。また、昨日は同社の朝市名物「マグロの解体」もあったそうだ。
 豊富な品揃えの中からブリ、イトヨリ、イカ、タコ、シャコ、カキ、モガイなどを求めた。mariさんが直々に、発砲スチロールの箱へ詰めてくださるのだが、梱包の仕方から車に積み込むまで、(箱の底を拭いて、車のトランクを汚さぬように新聞紙を敷くなど)随所での一挙手一投足に心配りを頂いた。極めつけは、お兄さん共々丁重なお見送りまで頂き恐縮した。

 岡山と兵庫の県境には日生(ひなせ)という漁港があり、ちょくちょく足を運んでいたものだが、それに比べれば玉島は近いもの。
 mariさん、以後よろしゅうお願いします。今夕の海の幸アラカルト、取分け美味しゅうございました。