奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

道内、37年ぶりに新しい炭鉱

2015-01-28 05:09:32 | 北海道のこと
37年ぶりに新しい炭鉱が栗山町に開かれます。

27日付道新電子版で報じています。
  → http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/588490.html

原発が止まり火力発電に必要な石炭の需要が高まり、
新しい炭鉱を開いても採算が合うからですね。

炭鉱といっても、昔ながらの坑内掘りではなく露天掘りです。

記事によると北海道には現在、炭鉱が8か所あるそうです。
そのうち坑内掘りは釧路(コールマイン)だけであとは全て露天掘り。

それは吉住、東芦別、新旭、空知新、北菱美唄、三美、砂子の7鉱。

このうち今まで私のブログで言及したのは東芦別、北菱美唄、砂子。
この3鉱ともいろいろ思い出されます。

釧路コールマインについては“炭鉱展示館”で少し言及しています。
  → http://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/76c224f8ddbb87b936cdce646c471cb8

石狩炭田は今でも豊富な埋蔵量を誇っています。
ですがそれは地中深く眠っていて、今では採算に合わないだけ。

ですが今回の栗山町のように露天掘りの可能性はまだあちこちにある。
これからも新しい露天掘り炭鉱が開発される余地はある。

北海道は国内唯一、石炭生産しておりその生産量は年間130万トン。
そのほとんどが火力発電所に使われており供給先はもちろん北電。

北電が消費する石炭の25%あまりが国内炭。
黒いダイヤ、実はまだ現役なのです。

石炭の露天掘り、今だからこそ記録して置くべきだね。
でないと、かつての炭鉱掘りのようにすぐに忘れ去られてしまうぞ。

※あるときはなんとも思わないがなくなると取り返しがつかないのが産業考古学資料です
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