

寝台特急「北斗星81号」の寝台券です。
当時「北斗星」は定期で3往復と季節運転の特急「エルム」が運転されていましたが、
「北斗星81号」は臨時列車として運転されました。
この年の春の運転日は4月23日と26日、5月14日~6月28日の火曜日と金曜日(上りは翌日札幌発)、
姉妹列車の「北斗星82号」とあわせ1週間に2往復しか運転されていませんでした。
運転時刻は上野16:14発で札幌到着が9:45、途中で後続の「北斗星1号・3号」に追い抜かれています。
編成はB寝台やロイヤル、ツインデラックスなどの他、
デラックススリーパー、ラウンジカー、ダイニングカーが連結されていました。
“デラックススリーパー、ラウンジカー、ダイニングカー”
聞きなれないこの3両は1編成しかなかった『夢空間』の車両です。
1週間で2往復しか運転されなかった理由がこれ、『夢空間』を連結していたから。
3両どれもが豪華な造りでした。
デラックススリーパーは1両で3室のみで定員はわずかに6名、客室の中にバスルームもあった。
さて私が乗ったのは5号車1番個室、ロイヤルに補助ベッドを使いツインで使用しました。
そのロイヤルではワイン、ウィスキー、ミネラルウォーターなどのウエルカムドリンクと、
歯磨きセットやケース入りミニ石鹸などのオリジナルアメニティグッズがもらえました。
石鹸ケースは今でも旅行用に使っています。
その『夢空間』、私は乗車中に夜はラウンジカーでくつろぎ朝食はダイニングカーでいただいた。
朝食のダイニングカーでは個室に案内されたので遠慮なく座ったのであった。
内浦湾を眺めながら個室での朝食は贅沢だったな。
『夢空間』、今だったらどんな使われ方をしただろうか。
※『夢空間』を連結した列車は列車名に『夢空間』を冠していたが珍しくこの列車にはない
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