昨日は札幌パークホテルが建て替え(閉館)すると書きました。
札幌グランドホテルと共に札幌を代表するホテルの閉館は感慨深いものがありますね。
今日は、閉館する“札幌パークホテル”とは何だったのかを考えます。
札幌パークホテルは1964年に「ホテル三愛」としてオープンしました。
当時は札幌オリンピック開催に向け受け入れ施設の確保が急務とされていました。
私は「ホテル三愛」時代の写真はどこぞで見たことはありますが、どこで見たかは覚えていない。
1966年に三井観光開発に経営権を譲渡、「札幌パークホテル」になります。
1972年に開催された札幌オリンピックではIOCの現地本部となっています。
その他、パークホテルは様々な国際的なイベントや地域の催しに貢献しています。
今回はその中から2点をピックアップします。
まずは皇室の方々をはじめ要人の宿泊が多かったこと。
パークホテルは中島公園隣接という立地から周辺に高い建物がありません。
これは要人警護の観点からは圧倒的な利点でした。
狙撃などの危険性が少なく警備がしやすかったのです。
それと最大2,500名収容の「パークプラザ」というイベントスペースがあるということ。
この規模のイベントスペースは札幌では希少でここでしかできないイベントも様々ありました。
毎年恒例の展示会や各種会合などの大規模イベントが企画されているものが多い。
私も何度もそのイベントに参加するために「パークプラザ」に行きました。
その顧客への周知も含め、この時期の閉館の告知になっています。
札幌パークホテル、お疲れさまでした(まだ先だけど)。
ヒルトンになっても、市民から愛される存在になって下さいね。