ＪＲ北海道、お盆期間の混雑対策で“お願い”

車両火災事故で函館、釧路、稚内方面への特急が一部運休になっているＪＲ北海道。
運休は少なくても9月いっぱいまでは続くようです。

ＪＲでも臨時列車の運行や車両のやりくりで苦労しているようですが、
現在走っている特急列車は普段より混雑しているようです。

そこで気になるのはやはりお盆期間の混雑対策。
帰省客に加え観光客をどう捌くか、各交通機関の書き入れ時でもあります。

その書き入れ時に、ＪＲ北海道では“お願い”を出しました。

「お盆期間中の札幌～函館間の特急列車のご利用についてのお願い」
　→ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130802-1.pdf

8月9日～11日の一部の「スーパー北斗」の自由席が大変混む予想なので、
日時を変更するか他の交通機関を利用してくださいとのこと。

“他の交通機関”とは、この期間に運行する山線経由の臨時特急であったり、
札幌ー室蘭間の特急「すずらん」の事を指します。

確かに東室蘭駅で見ていると、「北斗」「スーパー北斗」から下車する大量の乗客がいる。
函館行きの特急自由席の客が東室蘭で下車するのは効率が悪い。

この区間の乗客を空いている「すずらん」に誘導するのはＪＲ、乗客共にメリットがあります。
札幌ー室蘭間で特急を利用する方、「すずらん」の方が空いていていいよ。

さて札幌ー函館間の利用で、日時の変更が困難な場合は高速バスを使えとある。

ＪＲが率先して乗客を他の交通機関を利用するようにお願いする。
これは前代未聞のことではあります。

それだけＪＲ北海道が苦境に晒されているということでしょう。
ＪＲは自業自得とはいえ、利用客にとっては迷惑なことであるよのぉ。

今年のお盆、網走方面を除きＪＲ北海道は混みますよ。
帰省や観光をする方は交通機関の賢い選択をしないと、苦労するよ。