奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

滝上町・錦仙峡

2013-08-25 08:06:32 | 滝上町



この画像、どこの山奥?

これは滝上町の錦仙峡です。
写したのは7月で雨が少ない時期だったので水量が足りない。

場所は国道273号線沿いの道の駅「香りの里たきのうえ」から歩いて数十秒、
ホテル渓谷へ渡る橋の上から撮りました。

この上流すぐのところに滝上市街地があり、下流には濁川の市街地があります。

“滝上”の地名の由来は文字通り「滝の上に市街地がある」ことから。
その由来になった大小さまざまな“滝”を含む渓谷がこの錦仙峡です。

このあたりは川(渚滑川)の両側に遊歩道が整備されており、
穏やかだったり荒々しい川面や数々の滝を見ながら散策することができます。

日本全国いろいろな渓谷は数あれど、
これほどの街中でこのような谷を見ることができるところは少ない。

本当にね、街中。
市街地のど真ん中に渓谷があり滝が音を立てて落ちているのですから。
この臨場感は文字では表せないな。

全長2kmあまりの遊歩道、秋の紅葉シーズンになればさぞ見事であろう。
というか、見事です。

紅葉のシーズンに散歩したいものだ。

ちなみにこの滝の上流にある地名は滝西、滝奥、滝南、下流には濁川、滝下。

地名も滝と川ばかり、それが滝上町なのです。
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中湧別駅記念館

2013-08-25 01:16:59 | 渚滑線・名寄本線



廃止になった名寄本線の中湧別駅跡に整備されました。
場所は道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に隣接しています。

駅舎は解体されましたが木造跨線橋とレール、ホームが残され、
除雪用モーターカーと車掌車が保存されています。





ホームは“国鉄”時代のままです。

天井からぶら下がっている駅名標、ホームの柱に備え付けられた灰皿、
そして時折流れる改札から出発までの場内放送(当時のものではない模様)。

“ただ今より、遠軽行の改札をいたします。遠軽行は跨線橋を渡って左側…”

から始まって

“遠軽行が発車します。ドアが閉まります、ご注意ください”

まで、列車の音やホイッスルなどを含めて再現されています。

私の目に留まったのは、タブレット(通票)の仮置き。





タブレット自体が少なくなってしまった現在、実際に目にするのは非常に珍しい。

残すなら徹底的に当時のまま残す、
それが時代を伝えるということですね。

灰皿にしてもホームの柱1本ごとに設置されているなど今では考えられません。
今の駅には喫煙場所はないか、あってもホームの片隅だ。

今の常識と過去の常識が全く違うことがわかります。

過去の遺物を残すということはその当時の社会をそのまま残すこと、
ここではそれがよくわかります。

※だからこそ、場内放送のやらせ感が残念でした。立川真司に頼んで再録音すれば?
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