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奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

戸外炉(ととろ)峠駐車公園

2021-05-10 05:29:18 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

5日に旭川に行ってきました。
仕事とはいえただ行って帰ってくるだけではつまらない、どこかに行きたい。

行く途中、深川の道の駅で休憩しようとしたら駐車場がほぼ満車でした。
さすがGW、人出が凄い、がこのご時世にこの人混みはマズイ、トイレだけ借りてすぐ出ました。

この様子ではそこそこの観光地はどこも人が多そうだ。

観光をするなら無名の、人が行かないところに行くしかないな。
深川ではかねてから行きたかったスポットがあるのでそこに行こう。

道の駅から車で数分、道道79号深川豊里線沿いの高台に“峠”と駐車場があります。

『戸外炉(ととろ)峠』

駐車公園は入り口がブロックされていましたが公園自体は横から入ることができた。

 

 

 

 

もう雪の心配なんぞないのだから開放してもよかろうに。

公園の眼下には石狩川と周辺に広がる田園風景、そして深川の市街地が見えます。
紅葉の季節になればかなり風情がありそうです。

 

 

 

 

夜景が綺麗だということなので、機会があればまた来てみたいものです。

こんなマイナーなスポットなのにパラパラと人がやってくる。
明日は何故ここが人を寄せ付けるのか、ご案内します。

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A-GATE HOTEL ASAHIKAWA

2020-12-18 05:44:22 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

旭川の高砂台に面白いホテルを見つけました。

外見はファッションホテル、部屋は36㎡以上と広い、お風呂も広くジェットバス付、
これでもかという程のレンタルグッズ、無料のドリンクバーには焼酎もなどなど。

 

 

 

 

他にもいろいろあったのですが、ありすぎるので割愛します。
これで1泊5,000円ほど、この広さでこの価格は破格だ。

室内、バスルームはまんま元ファッションホテル、どちらも広い。
1人で使うのはもったいない、これは快適だ。

 

 

 

 

詳しくは同ホテルのHPなどでご確認ください。

運営するのは人材派遣業のアスクゲート(本社・札幌)のグループ会社で、
ホテルは旭川の他にも札幌と函館でも運営しています。

アスクゲートが運営するホテルだから“A-GATE HOTEL”だ。
こういう会社は発想が柔軟なのでファッションホテルを普通のホテルにしてしまう。

客としては外観さえ気にしなければ広い部屋に安く泊まれるので問題ない。
私なんぞはこれで十分、それ以上にそのメリットを存分に使いまくります。

旭川には滅多に泊まりませんが、次回の選択肢として考えてもいいな。

こういう尖ったホテル、好きだなぁ…。

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駅前交流プラザ「よろーな」

2020-10-26 05:49:55 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

私は最近、駅もそうですがバスターミナルにも興味が出てきました。
JR北海道に対する興味が薄れてきた、ということもありますが。

名寄の駅前にあるのが「よろーな」で、1階にはバス待合所や観光案内所、会議室、
2階には商工会議所や消費生活センター、会議室などが入居しています。

バスターミナルというより、市の公的施設を集約した場所という意味合いが強い。

バスの待合所は道北バスの案内窓口があり、乗車券の発券などを行っています。
バス乗り場は4番線まであり、2番線からは市内のコミュニティバスも発着しています。

名士バスが担当するこのコミュニティバス、小型でなかなか可愛い。
1乗車150円均一というのも乗りやすいですね。

 

 

 

 

ちなみに1番線は札幌・旭川方面と枝幸・鬼志別方面の長距離バス、
2番線は市内路線、3番線が風連・興部方面の郊外路線、4番線が深名線の代替バス乗り場です。

ところでバス待合所、前述の通り道北バスの窓口となっています。
名士バスの定期券はこちらではなく名士バス本社で発売している。

いろいろな事情があるのでしょうが、面白いな。

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名寄朝日ボウル

2020-10-24 06:32:40 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

かつて空前のボウリングブームがあり、どこもかしこにもボウリング場がありました。

滝上にも旭町にあった元の文化センターはボウリング場でしたし、
温泉地の大きなホテルの中にもボウリング場があったりもしました。

今はかつての賑わいはないとはいえ、まだあちこちにボウリング場があります。
そして「ラウンドワン」などでボウリング設備を持つところも増えています。

地味に地方でも頑張っているボウリング場がある。

さて、名寄の『朝日ボウル』。
ボウリングだけの単独施設ですが、今どき地方でこういうところは珍しい。

2階建てで、1階と2階にそれぞれ5レーンで全10レーンあります。
1階の入り口を入ると靴をロッカーに預け受付へ、そして目の前がすぐレーンだ。

長方形2階建ての建物にボウリングの設備とレーンが“ギュっ”と詰まっています。

それはいいとして、この建物の外観ってどうですか。
世は令和だというのに、昭和中期の建物のデザインがそのまま今に残っています。

“昭和中期”っていつだってこともありますが。

ところで2018年に稚内のボウリング場が閉店しました。
それ以来、名寄朝日ボウルは日本最北のボウリング場となりました。

ちなみに2番目は紋別のローヤルボウルです。

日本最北、地元は何故それを宣伝しないのか?
観光協会の怠慢、だな。

※名寄市西2条南4丁目

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静内戸長役場跡

2020-10-23 05:14:26 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

静内の歴史は古く、1633年には和人が金山を開いたという記録があります。
1869年、行政区画としての静内郡が置かれます。

1881年(M14)、静内と新冠両郡の事務処理を行う『戸長役場』が置かれました。

設置年については画像では明治13年となっていますが、
新冠町と旧静内町の公式HPでは明治14年となっています。

『戸長役場』とは今の役場に相当する役所で、開拓期には複数の自治体を管轄するものも相当数ありました。
開拓が進むにつれ、自治体ごとに役場が置かれるようになります。

静内戸長役場も新冠町を管轄していました。

場所は北洋銀行静内支店、国道側の壁に張り付いています。
えっ、ここが…?

 

 

 

 

そんな場所です。
静内駅から歩いて8分程、程よい散歩です。

※日高郡新ひだか町静内御幸町1丁目1-1

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開拓記念木(剣淵町)

2020-10-17 07:07:11 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

再び剣淵町に戻ります。

剣淵市街地、町役場の北側にある大きなヤチダモの木。

町の天然記念物に指定されており、北海道名木100選のひとつ、「町木」にもなっています。
調査の結果では室町時代(1336~1573)初期に芽生えた、とのことです。

案内板から転記します。


明治32年7月12日、北辺開拓と警備の大任を帯びた屯田兵が入地し、
この老木の下で隊長の訓示を受けた後、丈余の笹を分けて兵屋に辿りついたのである。
樹齢既に数百年を経て、栄枯盛衰をひとりで眺めてきたのであろう、
この老木は、本町開拓を物語る唯一の記念物である。


開拓当時はこれくらいの天然木など一面に生えていたのであろう。
その中で何かの都合で伐採されずに残ったのがこの木だと推測されます。

兵村配置図を見るとここは、南北に分かれていた兵村のうち南兵村の中と思われます。
何であれ太古の昔から生えていた天然木が街中にあるとはねぇ。

この記念木、剣淵の方にとってはどんな存在なのであろうか。
町民の方に是非聞いてみたいものです。

※画像に写っている車が邪魔(私の車ですが…)

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 金毘羅火口災害遺構

2020-10-10 04:55:45 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

ビジターセンターの山側には2000年の噴火で被害を受けた町営温泉や団地、
その他諸々が被災当時のまま残されています。

ビジターセンター2階の大きな窓からもよく見えますが、
そこから見るととても噴火で被害を受けた建物とは思えません。
歩いても近いので、行ってみましょう。

ちなみにそのときに噴火した金毘羅山の火口は温泉街から350mほどの近さです。

町営温泉は噴火の前年に1億円余りの費用をかけて修復したばかりでしたが、
熱泥流に襲われ建物の内部は1mもの厚さの泥流に覆われました。

またその泥流は国道230号線にかかっていた2本の橋を押し流し、その中の「木の実橋」は団地に激突、
更に下流に流され町営温泉の手前で止まりました。

 

 

 

 

団地は3棟ありましたが、その中でも一番被害が大きかった1棟を保存しています。
画像に大きく破損した部分がありますがこれは「木の実橋」が衝突した跡です。

 

 

 

 

1階部分は泥流と火山灰に埋もれ、家財道具も取り出せないままだったといいます。

有珠山はまたいずれ必ず噴火します。

火山の被害に遭うということはこういうことだぞ、
この遺構は噴火の実情を後世に伝え、どう減災につなげるかを考えるための教科書です。

※旅行記はこれで終わります

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 昭和新山

2020-10-07 05:28:39 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

この旅で初めての有名観光地、昭和新山。

駐車場は有料で、普通自動車は500円ですが“ビジット昭和新山キャンペーン”で1,000円の商品券がもらえます。
ただし、使えるのは壮瞥町内だけなので洞爺湖畔ではほとんど使えないのでご注意を。

昭和新山の略歴は以下の通り

・1943年12月28日  有感地震発生
・1944年 6月23日  第1時噴火、以来10月30日の第17次噴火まで活発な活動が続く
・1944年11月    溶岩ドームの隆起が始まる
・1945年 9月20日  活動停止、溶岩ドームの高さ175m

ざっくりとしていますが、もちろんこれ以外にもいろいろな出来事があったわけですが。

ここは元は壮瞥町フカバ地区の畑でした。
それが突然噴火をし新しい山ができた、そのこと自体が奇跡で自然の不思議なところ。
そして今でも山肌から噴煙を上げているのが、昭和新山たるところですね。

そしてこの山は私有地にあります。

噴火により畑や住居をなくしてきた方の支援のために土地を買い取った方がいる。
その結果、この山全体が個人所有となっています。

結果的にそれが登山や開発などができない手つかずのまま今に残り、
生成から今に至る生々しい新生火山の様子を見ることができるのです。

昭和新山自体は遊歩道とか観光施設とか無縁だもんな。

普通の神経ならここに来たならクマ牧場や有珠山ロープウェイとなるのでしょうが、
私はそんなところには見向きもしません。

さてこれから、この山を個人所有をした方の記念館を見にいきましょう。

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 旧紋鼈製糖所製糖機械

2020-10-06 05:50:46 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

ビート(甜菜)の生産は日本では北海道が100%、日本産の砂糖生産量の80%あまり、
製糖工場はオホーツク管内と十勝館内に各3か所、それと士別、伊達の8工場があります。

伊達の製糖工場は北海道糖業(北糖)道南製糖所です。
実はこの工場、発祥は日本初の甜菜による製糖工場でした。

工場の正門を入ってすぐ左にあるのが「旧紋鼈製糖所製糖機械」です。

フランスから機械を輸入して官設紋鼈(もんべつ)製糖所ができたのは1880年です。
この機械はその時に導入されたものです。

製糖所は1887年に払い下げられ紋鼈製糖会社になりましたが、
輪作障害や病虫害により収量が減り1896年に会社は解散しました。

機械は1900年に設立された台湾製糖に受け継がれました。

台湾製糖は後に台糖となり1959年、伊達に道南製糖所を建設、
この機械が台湾から戻ってきました。

1968年、台糖、芝浦製糖、大日本精糖のビート部門が合併し北海道糖業が成立します。

この辺りの歴史はちょっと複雑ですが、機械は回りまわって伊達に戻りました。
それにしても一時、伊達から糖業がなくなったのにまた復活するとは…。

機械は三重効用蒸発缶と結晶缶です。

訪問時は日曜日だったので受付に係員が不在で工場内には入れず、
門の外側からの撮影となりました。

 

 

 

 

またディーゼル機関車(B型5801)も保存されています。
伊達紋別駅からの専用線で創業時から活躍、1986年の貨物取扱廃止により引退しています。

尚、構内での見学については許可をもらってからにしてくださいね。

※伊達市館山下町1

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豊浦、伊達、洞爺へ、1泊2日の旅 … 伊達温泉(後)

2020-10-05 05:35:35 | 北海道の旅日記(道北、道南)

 

 

さて温泉への入り口は宿泊客と日帰り客それぞれ専用となっています。
が、フロント(受付)は日帰り客と同じ場所。

宿泊部屋は本館と新館合わせて58部屋と結構な部屋数。
なかなかいい商売をしていると感じます。

そうそう、宿泊予約は予約サイトも旅行代理店もGo Toも関係ない強気ぶり。
エージェントなんか要らないぜ、こういうところにもしたたかさを感じます。

夕食は宿泊客専用の会食場で18時~20時まで、内容は画像の通り。
私はこれで十分ですが、足りない方は日帰り客と一緒に食堂へどうぞ。

その食堂も安い、私は夕食付にするか食堂で自由に何か頂くかを迷ったくらい。

また売店では普通のお土産の他に、手作りの煮ツブ(5個入り300円)なども売っています。
これは美味しそうだった…。

でんぷん5㎏(1,080円)などというブツもあるぞ、一体誰が買うのか…。

 

 

 

 

朝は6時からお風呂、7時から朝食となっています。
窓の外はのどかな田園風景、その先に見える煙突は伊達火力発電所。

 

 

 

 

いろいろと満足して宿を出ました。

感想は、経営戦略としてこんなやり方があったか!
何としたたか、日帰りも宿泊も、オペレーションから値段設定まで見事でした。

それだけに、日帰りも宿泊もそれを知った上で上手に利用すれば更に良かろう。
いい勉強をした、次はもっとしたたかに利用するとしましょう。

恐るべし、伊達温泉。

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