世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

現代を読み解く株式用語を理解する(24の1)

2010年12月08日 | Weblog

●日経平均株価=The  Nikkei  Stock  Average=米国ダウ・ジョーンズ社が開発した修正計式を用いて算出した東京証券取引所第1部上場225銘柄の平均株価のこと。日本では東証が1949年5月16日を基準として平均株価を算出してきたが、71年7月末に日本短波放送が引き継ぎ、さらに85年5月からは「日経平均株価」とした。49年5月16日の東京証券取引所再開日の225種単純平均176円21銭が基準となっている。一般に平均株価といえば、個々の銘柄の株価合計を銘柄数で割ったものだが、これだと市況の変動とは無関係な増資権利落ちによる値下がり分が含まれてしまう。これを修正し、長期間にわたって平均株価を比較できるようにしたのが<修正算式>である。長期にわたる株価推移を見るうえで便利で、日本の中心的な株価指標となっている。2000年4月に構成銘柄の選定基準を大幅に見直し、30銘柄を入れ替えた。新基準ではこれ以上に市場流動性の高さを重視するとともに、売買高当たりの価格変動率を考慮に入れ、市場全体の動きを反映しやすくした。原則として毎年10月に構成銘柄の定期見直しを実施している。この株価指数を使った先物商品が86年9月からSIEX(シンガポール国際金融取引所、現在のシンガポール取引所)に、88年には大阪証券取引所に上場された。90年9月にはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)にも上場し、日本の代表的な株価指数として、24時間の先物取引が行われている。

 

●ダウ式平均株価(Dow  Jones  stock  price average)=ニューヨークのダウ・ジョーンズ社が毎日発表しているニューヨーク株式市場の平均株価。工業株30種、鉄道株20種、公共株15種およびこれからの総合65種の4種類がある。その特徴は、増資新株の権利落ちや、その他の人為的要因による株価変動を修正し、平均株価に株価動向の指標として長期的連続性をもたせることにある。この創案者は、アメリカの『ヴォール・ストリート・ジャーナル』紙の発行所であるダウ・ジョーンズ社(経済統計学者CH.H.ダウ創立)であり、その社名を冠してこのように呼ばれている。単純平均株価が株価合計を銘柄数で割って求めるのに対し、ダウ平均株価の計算方法は、権利落ちの都度新恒常除数を算出し、新株価平均を割って求められる。採用銘柄が少ない、出来高または発行株数によるウエイトづけをしていない点で市場全体の動きを的確に反映していないという問題はあるが、統計の歴史が最も古く、世界的大企業を対象としていることから広く利用されている。日本でこの方式が応用されたのは第2次世界大戦で、東京証券取引所では1952年1月から上場株中の225種につき、取引所再開日である49年5月16日の単純計算176円21銭を基準とした平均株価を発表した。71年7月末に日本短波放送がこれを引き継ぎ、さらに75年5月1日からは日本経済新聞社が日々発表している(日経平均株価)