世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

「認知症」を正しく理解しよう!(上)

2010年09月24日 | Weblog

○「認知症」患者・・・・・・・160万人(全国)

○「認知症」患者・・・・・・・・・・2万9千人(沖縄)<2010年3月末現在>

□「要介護者」(高齢者)・・・4万3500人(沖縄)<仝上

●「認知症」とは、・・・

○“物忘れのために日常生活や社会生活に支障を来たす状態になる病気”

○“正常に発育した脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなるために 記憶 判断力 などの障害が起き生活に支障を来している状態”

※徘徊、幻覚・妄想などを思い起こしがちだが、早期発見で治療が可能な病気である。・・・例えば・・・

・時間や日時がわからない

・家族の名前がわからない

・通帳など大事なものがわからない

・外出が減る

等々は「認知症」の予備軍である。早期の発見と治療が必要である

 

□認知症の2タイプ

◎「アルツハイマー型認知症」(脳全体が委縮して機能が損なわれている)

◎「脳血管性認知症」(脳梗塞等によって脳細胞が死滅している)がある

その他に・・・

○「前頭側頭型」(脳の前頭側頭葉が限局的に強く委縮して発病する)があり“初期には物忘れが目立たず、性格や行動の変化、自発性の低下、強迫的行動が目立ち、言葉の障害が早く出るタイプ”である

○「レビー小体型」(幻覚、特発性のパーキンソニズム、転びやすい、認知機能の変動が特徴)これは、診断基準を満たさないタイプが多く鑑別は難しい

※治療薬 は、幻覚に対しては“ドネペジル”が有効とされている

※2015年には「認知症高齢者」は、<250万人>になる、と推計されている(厚労省)

※沖縄県・・・要介護・要支援者<4万3563人>のうち「認知症患者」は<2万9145人>である。(67%) 高齢者<8人に1人>の割合であり、65歳以上の高齢者<23万9678人のうち「認知症の割合」は<12.2%>である

 

■治療薬には「塩酸ドネペジル」があり<アルツハイマー型認知症>の治療薬

・脳内で減少した“アセチルコリン”という物質を増やす作用がある

・軽度の段階から使用すると症状の改善や進行の抑制が期待できる

・日常からストレスのない生活を心がける事が大事

※医療の長足の進歩で10年以内に「“認知症を根本的に治せる薬“が開発される」と考えられている

 

●日常生活で心がける事

・毎日テレビを見て“うたた寝”をしている日常生活の根絶

・創造的で具体的な事にチャレンジする。短歌、俳句、書道、絵を描く等々

・家族以外の人と交流する(居酒屋などでカラオケを歌い会話を楽しむ等々)

・運動する(ウォーキング、指先を使う等々)