世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

官僚の最大の使命は密約を密約として存続させる事?!

2009年08月04日 | Weblog

民主主義国家アメリカは、その理念の基に歳月が経てば国家機密に属す

る密約でも公開するのが原則である、としている。公文書館には、その事が明

記されている。・・・翻って、日本はどうか。戦後一貫してアメリカの言いなりにな

り、属国的態様を強いられ徹してきた。その最大の理由は、世界で唯一の被爆

国、日本は世界に先駆けて核の廃棄を訴えるのが国家の使命となったからで

ある。一見、矛盾する対応を引き受けざるを得なくなった。即ち、アメリカの“核

の傘”の庇護の基に国家の存続は保障されているからである、と・・・。日本の

国是「非核三原則」と“核の傘”の庇護との整合性は、どうなるのか、明確な答

えは見出し難い。捻りに捻って、編み出したのが“密約”である(自民党長期政

権)。それもこれも世界に冠たる日本の“官僚”の捻り出した知恵である。

―― 国民を騙し手玉に取る悪知恵である ―― 「非核三原則」の“核持ち込

み”の一端が実質的に崩れた暴挙である。民主党は政権獲得後に国家機密で

も民主主義の理念の基に公開する、としている。その公開の範囲をどうするの

か、―― これからの議論の対象になるとしている ―― 大いに注目したい。世

の趨勢、時代の背景にマッチした態様が執れるのか国民的議論を巻き起こ

てほしい。あくまでも「非核三原則」の堅持か、一部、修正か、議論の分かれ

るところである。北東アジアの、特に北朝鮮の不穏な動き、核ミサイルの打ち

上げ等に、国連決議、警告を無視して実施する、許せない蛮行を演じている。

中国も軍拡に奔走している。そういう現状とも鑑み、今後の日本の置かれた位

置、立場、ステイタスをどうするのか、国民の英知・叡智を結集して取り組むべ

きである。オバマ大統領も言明した。「核の廃絶に向けて取り組む」、と。「核の

実施国としての責任を痛感している」、と。世界は確かに“核の廃絶”に向けて

動いている。世界で唯一の被爆国、日本の“核の在り様”、“核の廃絶”等々

に、どういうスタンスで日本は臨むのか世界は注目している。他方、その趨勢

に疑念を抱いている勢力も居る。眼に見えぬ圧力が懸って俄かに“核論議”が

持ち上がっていると疑念を呈している。巨大な闇の帝王の不穏な動きも囁かれ

ている。日本の爾来の官僚任せの国家機密の保持の態様も、そろそろ変更を

余儀なくされている。国家存続の大義名分の基に踏襲して来た国家が国民に

堂々と“ウソ”をつく事が許されるのは国家機密の漏えいを防ぐ為に成される、

と。“核の持ち込み”も既定の事実だが未だに、“核の持ち込み”は一切ない、

と政府は答弁している。吉田茂だって、佐藤栄作だって、“核の密約”を結んで

きた。その密約の文書がアメリカの公文書館に保管されている。かつての日本

の外務次官も共同通信社に“密約”の事実を公表している。民主党政権になっ

たら、そういう事が白日の下に曝け出される。国民の税金で結ばれた“密約”

だ。国民は当然、知る権利がある。現自公民政権と民主党次期政権との大き

な相違でもある。国民の賢明な判断が待たれる。・・・

※付則:官僚のミッション・使命は国家機密、“密約”は墓場まで持っていくのが

官僚の官僚たる使命であると思い込んでいる。国家に忠実な公僕としては評価

するが世界の趨勢、国家機密の在り様と民主主義国家としての公開の原則に

も思いを馳せ対応していくべきである。