世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

巷に雨の降る如く吾が心にも雨ぞ降る!

2007年06月18日 | Weblog

誰の詩の一行だったか定かではないが思い出しながら庭先に

降る雨の音を聞き、一人 物思いに耽る。しとしとと降りしきる今日

の雨は物悲しく忘れ去った郷愁を想い出させる。純で初心(うぶ)で

野放図な時期(とき)の記憶が一瞬のうちに眼前に披瀝される。追

憶の彼方から現実に展開されると我ながら その頃の心の ときめ

き を覚える。沖縄の梅雨も、もう、明ける頃か、最盛期を反芻する

かの如くに降り続く雨また雨 雨・・・。風混じりに音の強弱をアップテ

ンポに演出し雨季 独特の競演を奏でる。時に強く、時に微弱に、

風と雨との見事な饗宴は美しいハーモニーを醸し出す。亜熱帯 独

特の四季の一齣だ! 翻って世界を見渡せばその対比で日本ほど

四季折々の風情に富んだ国土はない。春夏秋冬、季節の折り目が

鮮明で山紫水明・花鳥風月は往古・古来から営々と詩歌に文芸に

古典にと詠み継がれてきた。瑞々しい日本人の感性はその自然や

風土、国土からの影響で育まれてきた。しかし、その対極に資本の

論理で人工建造物がのきのきと天空を支配しコンクリートジャング

ルが乱立する。緑を悉皆、皆無にし高層建築が摩天楼を形成す

る。・・・あの情緒豊かな感性はどこに放り込んだのか見る影も無く

なった。かつては紫式部が「源氏物語」を世界最古の小説として創

作し、清少納言が随筆「枕草子」を世に送り華麗な女流文学が隆

盛を極めた。兼好法師も「徒然草」を発表し気炎を吐いた。紀貫之

だって負けてはいない。「土佐日記」をものにしている。・・・大古を

仰げば多神教を原祖とし神道・八百万の神を基底にして大らかに

<神仏混交>を日本民族の行動原理として風習・習俗・風俗、伝統

文化を形成してきた。即ち原初(元々日本に在る四季折々の国土)

の自然と文化・文物(独自の形成と輸入した文化)で独自の国風文

化を形成してきた。その伝統文化と文物が今、忘れ去られ抹消抹

殺されようとしている。伝統文化の危機である。その一端は市場原

理主義の跋扈にある。足元をしっかり見つめ日本独自の良さの再

認識がこれからの日本を救う。そう思いながらとりとめもなく思考は

拡散する。世界への貢献は力の論理ではなく、武力による威圧弾

圧でもなく、ソフトパワーが今後の世界を制する。中東やイラクに見

る終わりなき武力の応報の悪循環は限界が見えてきた。有力な平

和への手段たり得ない事を世界は認識してきた。そこにこそ日本

の出番がある。生き残る道がある。世界最初の核兵器 原爆の洗

礼を受けた日本だからこそ武力によらないソフトパワーで世界の平

和に貢献すべきである。ソフトを武器にしての外交で世界に貢献す

べきだ。一例を挙げると クリーンな環境技術、クリーンな環境電化

製品、竜巻、津波、地震災害の防災技術の開発と徹底的普及、豊

富な廃材からのエコ燃料エネルギーの創出、温暖化対策の環境製

品と技術の開発、サバクの緑地化、健康食材の開発と小資本多品

種の食料生産の技術の創出と開発、健康長寿と生命の維持活動

に貢献する産業の分野で日本の出番はあるし日本しかできない貢

献の分野がある。・・・梅雨明けまじかの雨天を仰ぎ見ながら、思い

は日本と世界に馳せたのである。・・・

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