世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

道徳の教科化「徳育」は{修身}の復活を想起させる?!

2007年06月02日 | Weblog

教育再生会議の第二次報告が提言された。四大テーマの内

の一つが「心と体―調和の取れた人間形成」で{徳育の充実}がうた

われている。従来の「道徳」は教科外活動の分野で週1時間が特

設されている。教科化する<ねらい>は教える側によりまちまちで

充分な成果があがっていない事を指摘している。四つのテーマ

は・・・

1.「学力向上」

2.「心と体―調和の取れた人間形成」

3.「大学・大学院の再生」

4.「財政基盤のあり方」

である。第一次報告では規範意識を高める方策として・・・

◎「教科書・副教材」を使う事として・・・

●「民話と神話・おとぎ話・茶道・華道・書道・武道」を通して、

■<徳目や礼儀作法、形式美・様式美>を揚げている。しかも具

体的には、

▲{ふるさと、日本、世界の偉人伝、日本の古典}を通じて、

□「他者や自然を尊ぶこと、感動すること」に十分配慮したも

の(教材)を使用する事、と補足説明している。・・・

こうも規制すると主管の文部科学省はその制約のもとに更に具体

的に絞り都道府県の教育委員会→地方教育委員会へとトップダウ

ンの官製教科書や副教材を押し付け、使用せざるを得なくなる。文

部科学省の諮問機関「中央教育審議会」の答申を待って学校教育

法の改正、同施行規則の改正と文字通り官製一色に染まった教科

「徳育」が誕生する事になる。復古調への回帰と指弾されてもおか

しくない一連の流れである。何時か来た道を想起するのも年配の

方々には多いのではなかろうか。安倍総理の「美しい国」への一里

塚と捉えても過言ではない。物事の成立にはその手法として、変

革・改正するには既存の制度、改正すべき点を洗い浚い抽出し何

が問題点か、何が進展を拒んでいたか、何が<ねらい>を達成で

きず阻んでいるかを、現場から掘り起こし改善点・改正すべき点を

{共通認識}してから事を進めるのが筋道である。論理の展開であ

る。その中間過程を吹っ飛ばして全階層の権威?平たく言えば専

門家?を網羅して観念的、理念的に美しい言葉の羅列で現場に押

し付けてくる。現場の声を無視しては、新しい取り組みでも成功しな

い。「週5日制」の成立過程には紆余曲折があった。長期をかけて

の成立である。その週5日制も済崩しになる危険がある。急ぐな!

焦るな!姑息、拙速は避けるべきである。教育は「国家百年の大

計」である。時の政権によって、こうも、くるくる、変わると現場が混

乱し教師のヤル気を無くす。子どもの更なる学力低下を招きかねな

い。道徳心、思いやり、国を愛する態度等も反故にされかねない。

実践には弾力的運用を述べているが「言葉の独り歩き」が懸念さ

れる。参院では大らかに落ち着いて慎重審議をしてもらいたい。未

来の日本を背負う子供達の為に!・・・

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