若き頃、一途に認(したた)めた「私の辞書」の断片、懐かしく
反芻しながら紐解いてみた。・・・
○party = 党、政党、組、一行、特に登山隊。宴会。
○大義=国や君主に対してなすべき道。人のふみ行うべき重大な
道義。
○道義=人の行うべき正しい道。道徳のすじみち。
○君主=世襲による国家の統治者。王。天子。皇帝。
○天子(天皇・天帝の子)=天命を受けて人民を治める者。国の君
主。
○天帝=帝釈天<たいしゃくてん>仏教=天にあって宇宙を主宰
する神。
○君主制(政)=△皇帝・国王・大使などの君主が国家の主権者・
統治者であり、常設的な元首である政治形態。しかし現代では、一
般に、公選された大統領をもつ「共和制」に対置して用いられる。
▲歴史的に君主制は・・・
●専制君主制(古代エジプト王国・ペルシヤ帝国・マケドニア王国・
イスラーム諸国や、中国の秦以後の歴代王朝など)
●制限君主制(中世ヨーロッパの封建国家)
●絶対君主制(15世紀末から17世紀にかけてのフランス・スペイ
ンなど)
●啓蒙専制君主制(エカチェリーナ2世の統治したロシア、フリード
リヒ2世の統治したプロイセン王国など)
●立憲君主制(名誉革命後のイギリスに始まり、現在はイギリス・
オランダ・ベルギー・デンマーク・スウェーデン・ノルウェーなどにみら
れる)
●プレス=新聞、新聞社、報道機関
●深謀遠慮=ずっと先の事まで深く考えて計画を立てること。
●春秋の筆法=春秋のように批判の態度が中正できびしいこと。
間接の原因を直接の原因であるようにいう論法。厳格で公正な批
判的態度のこと。
備考:「春秋」は五経の一つで、その書き方が、厳正だったことから。
●レアルポリティック=現実的な政治権力
●「国家の目的」・・・最大限の国益の追求のこと。
●「名言三昧」・・・私は軍縮の困難さを身をもって体験してきた。交
渉に当たる者に与えられる任務は、いかにして相手を欺瞞するか
にある。国家は極端なエゴイストであり、そのエゴイズムが、最も狡
猾で悪辣な狐狸となることを交渉者に要求する。虚々実々千変万
化、軍縮会議に展開される交渉の舞台裏を覗き見るならば、何人
も戦慄を禁じ得ないであろう。軍縮交渉とは形を変えた戦争であ
る。平和の名をもってする別個の戦争なのである。」(「昭和の三
傑」)・・・
マッカーサーは軍人としては優れていても、虚々実々の外交交渉
の場においては、<狡猾な老外交官幣原>に<負けた>のであ
る。それから60年、後代の日本人たちは、幣原の作ってくれた「憲
法第9条」のおかげで、<歴史上未曾有の繁栄を楽しんできた>。
そしていま、「愚かな政治家たち」が、この<最大の宝物を捨てる
>のが「日本のためだ」というような<愚論>をならべたててい
る。・・・
最近の政財界の動向を貴殿はどう考える? 共に考えたい!・・・
●http://d.hatena.ne.jp/naha36/
■同じ内容でデザインの違うサイト
○http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha67/
○http://plaza.rakuten.co.jp/okinawanaha/