秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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函館駅前でホテルの建設ラッシュ

2019-05-20 04:34:14 | 日記
 JR函館駅は函館市の観光の入口である。同駅は中心市街地に位置するものの、相次ぐ大型店の撤退などで、地盤沈下が進む。

 現在、函館駅前ではホテルが相次いで建設されている。函館市は有名な観光地であり、観光入込客数に占める宿泊比率が6割と、他の都市に比べて、著しく高い。同市は北海道の南端に位置し、三方が海に囲まれているので、周辺の都市から移動しにくいためである。

 同市の宿泊施設では上半期の週末や連休などでは軒並み満室となることが多々ある。一方、オフシーズンの冬季間では年末年始などを除き、宿泊料金を引き下げるケースも多い。年間の需要が安定しないためである。

 函館市に限らず、冬季間の需要開拓は必要であり、通年観光へとつながげ、経済振興にもなることであり、今後の課題である。

 函館市は市街地が郊外へとシフトし、それに伴い、人口も郊外へシフトした。この結果、函館駅前は街の空洞化が進む。観光名所は多いものの、来客者数は季節による変動が大きく、安定した商売までにはなっていない。

 同市は近年、急速に訪日外国人客が増加している。これを受け入れる態勢は必要であり、特に宿泊施設の充実も必要である。それを踏まえると、函館駅前のホテル建設ラッシュは受け入れ態勢の充実につながっているといっていいだろう。