秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

大型店の進出後、撤退もあり得る

2018-07-30 04:15:03 | 日記
 外部資本の大型店がいろいろな場所に進出し、地元の大型商業施設として、街の核となり、中心的商業施設となっているケースが少なくない。特にイオンは地方都市や町村部へ積極的に進出し、売上を上げている。現在ではイオンは小売業で最大手にまで成長し、全国ほぼどこにでも進出している。

 イオンなどの大手小売業は営利企業である以上、採算が悪ければ撤退する。会社の経営を考えると当然のことであり、開業したからといって、いつまでも営業を続けるわけではない。

 大型商業施設が閉店となれば、街の中心となっている大型商業施設が閉店となるわけであり、街の周辺は元気がなくなり、ひいては買物できる場所が減ることとなる。近くに競合店があればよいが、ない場合、買いたいものにもよるが、遠くへ出掛ける必要性も生じるケースも出てくる。

 交通至便な場所やクルマを所有する人は問題はないが、クルマを持たない高齢者等は移動手段が限られていて、出掛けにくといえる。電車やバスで大型商業施設へ出掛けられる環境であれば、問題はないが、簡単に出掛けられない場合、厳しいといわざるを得ない。

 周辺の唯一の大型店である場合、その大型店がなくなれば、一気に街は元気がなくなる。これを防ぐためには同業者が新たに入るか、それが叶わない場合、行政の支援も必要となることも出てくる。大型店を機能しないまま、廃墟ビルのようにしておくのは不適当だからである。

 大型店の進出は街を元気づけることがある一方、採算が悪い場合、撤退もあり得る。大型店進出の際には、撤退した場合のことも考え、進出をさせるべきである。そうでないと後々、たいへんになるケースも出てくる。