秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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JR函館駅前にホテル建設計画が相次ぐ

2018-07-15 04:32:10 | 日記
 北海道の南端に位置し、観光地として有名である函館市。同市の人口は26万人であり、全国と同じ傾向で少子高齢化が進み、人口は減少傾向である。

 函館市では北海道新幹線(新青森-新函館北斗)が開業後、観光入込客数は概ね増加傾向である。やや落ち着き感はあるものの、訪日外国人客が増加し、市内の観光地はにぎわいを見せている。函館空港と外国との直行便が運航されていることが大きい。

 JR函館駅前では2019年から20年にかけて、ホテル建設計画が6軒あるという。現在の同市の宿泊収容人数は1万人位であり、20年には2千人位増加し、1万2千人位になる。函館市の観光が好調であることや20年開催の東京オリンピックにより、さらに観光客が増加することが見込まれるからだとみられる。

 函館市では観光客に占める宿泊比率が著しく高く、60%程度である。北海道の南端に位置し、周辺には人口が多い都市がないことも宿泊せざるをえない位置にあるといえる。

 JR函館駅前に位置する唯一の大型店である棒二森屋百貨店が12月末で閉店する意向である。そこは解体後、流通業大手のイオンが販売とマンションの複合施設を建設するという。函館市も例外ではなく、中心市街地の空洞化が進んでいる。商業地や住宅地は郊外へシフトしている。

 観光としてはJR函館駅前は利便性が高いことから、相次いでホテルが建設されるものとみられる。他に適当な場所がないことも影響しているものとみられる。また同市内は路面電車が走行し、主だった観光地は路面電車で行くことができる。

 20年開催の東京五輪終了後も函館市の観光需要が冷え込まなければよいが、冷え込むようだとホテルの稼働率が下がり、撤退するホテルも出てくる可能性がある。