八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

有田焼の陶祖のお社 陶山神社

2013年06月03日 13時33分47秒 | 神様のお話

こんにちはO出仕です。

今日は久々の快晴ですね。やはり雨が続くと気分も晴れやかになりません。

快雨とは言いませんものね。

今日は佐賀県西松浦郡有田町に御鎮座する、陶山(すえやま)神社を紹介します。

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有田といえばやはり有田焼が有名です。毎年四月の末から五月の頭にかけて「有田陶器市」で賑わいます。

この陶山神社は主祭神である応神天皇とともに鍋島直茂公・李参平公が祀られています。

李参平という方は朝鮮出身の陶工で、有田焼の生みの親として有名な方です。

ですのでこの神社は鳥居から狛犬まで有田焼でつくられています。

ご覧ください↓

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堂々たる陶器の鳥居と狛犬です。

しかし陶器なので修繕するには大変な苦労があるようです。

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現在の鳥居は昭和三十五年に香蘭社十代深川栄左エ門が復旧させたとのことです。

香蘭社は今でも有田焼で有名な会社です。

もともとこの神社は伊万里市の神原八幡宮から応神天皇の御分霊をいただいて、有田皿山宗廟八幡宮との名で鎮座されたそうです。

その後鍋島直茂公と李参平公もあわせて御祀りし、明治以降に陶山神社といわれるようになりました。 

有田皿山の神さまのおかげを頂き、ツツジの季節には素晴らしい景色となります。

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私たちの身のまわりの品々は、たくさんの先人達の賜物であることを感じることができるお社です。


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