八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

柏手と柏餅と柏の葉

2008年04月17日 13時32分04秒 | 神社豆知識

昨日から今日にかけて雨が降り続き少し肌寒いので背中が丸くなりがちですが健康に悪いので背すじを伸ばして皆様お過ごしください。

さて本日は神社の豆知識をお話しいたします。

皆様はご参拝の時、手水舎で手を洗い口を漱ぎ身を清めた後、お神様の前で手をあわせお願いごとをなさるかと思いますが、そのお願いごとをする時の作法が一般的に「二拝二拍手一拝」(二礼二拍手一礼とも言う)でございます。                                「二拍手」の「拍手(はくしゅ)」=「かしわで」とも言いますが、この拍手が実は「柏餅」の「柏(かしわ)」と関係があるそうなのです。

「柏餅」は5月5日の端午の節句のときに食べると縁起が良いとされています。

それはなぜかと言うと「柏の葉」は葉が枯れて茶色くカラカラになりながらも、新芽が出るまで落葉しないことから『家系が途絶えない』と言われておりその縁起をかついでお餅を包んだのが「柏餅」です。

お餅を包むずっと前に遡り土器も無い時代、神事の際に「柏の葉」の上にお供え物を載せて御神前にお供えし手を打ってお祈りをしていた事から、お神様にたいする「はくしゅ」を「柏手(かしわで)」と称するようになったと言われています。

それでは、また面白い豆知識がありましたらブログに載せたいと思います。 権禰宜でした。


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