ですね。I権禰宜です。
本日、勤労感謝の日の主旨は「勤労を貴び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」というものです。皆さん、感謝しましょう。感謝されましょう。
さて、この勤労感謝の日ですが、本来は宮中において陛下が新穀を神様に捧げて、またそれをお召し上がりになる、「新嘗祭」というお祭の日でありました。
新嘗祭は遠く飛鳥時代、皇極天皇(斉明天皇 594~661)の御世に収穫物に感謝する大祭として始められ、江戸期以前までは旧暦11月の第2卯日に行われておりました。やがて明治の初めに現在の23日に固定され、現在まで続いております。
・・・・・ちなみになぜ23日かというと、固定されたときの卯日が単に11月23日だったからで、特に深い意味は無い・・・との事です。
戦前・戦中まではそれこそ「新嘗祭日」という名前の国民の祝日であったのですが、戦後諸々の事情により勤労感謝の日と言う名称に変更になりました。
現在でも宮中では陛下がこの日に新穀を天神地祇に捧げ、また召し上がる祭儀が執り行われ、また各地の神社においても、神様に本年収穫した新米を捧げる祭典を行っています。
普段は仕事で忙しいであろう皆様も・・・この日には1年の収穫を神様に感謝しつつ、お互いの勤労を讃えあおうではありませんか!
I権禰宜