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自己注射針刷新、使い易く痛み軽減

2016年12月20日 08時16分20秒 | 医療情報
自己注射針刷新、使い易く痛み軽減
ノボ、肌に接触する針基を従来の突起状から平らに
化学工業日報2016年12月19日 (月)配信 一般内科疾患内分泌・代謝疾患投薬に関わる問題

 ノボ ノルディスク ファーマは、自己注射治療に使う注射針を刷新する。既存品と比べて針の長さを短くしたり、肌に接触する針基を従来の突起状から平らにするなどの改良を加え、患者の痛みを軽減する。垂直に穿刺しやすくするなど使い易さも向上し、販売を開始した。
 新製品「ペンニードル プラス」は、糖尿病などの患者が自ら注射する際に使用する。同社既存品の針長6ミリメートルから4ミリメートルに短くした。既存品は針基が4ミリメートルほど突起しているため、患者は針先から針基の部分まで10ミリメートルの長さを感じ取っていた。新製品は針長を短くしたうえ、針基も平らにしたことで患者が4ミリメートルの針部分だけを感じ取るようにした。患者の注射に対する恐怖心を和らげるとともに、筋肉内注射になる可能性も低減した。
 針基の形状を平面に変更したことで、肌に当たる部分が点から面となり圧力が分散される。面で支えるため安定しやすく、痛みの軽減につながるという。4ミリメートル針は斜めに穿刺すると皮下まで届かず、皮内注射になる懸念があるが、針基を平らにすることで垂直に穿刺しやすく、皮内注射になりにくい。
 針ケースには大きな羽が付いているため、滑りにくいので回しやすく、簡便に着脱できる。針キャップの開口部は大きく開いており、つまみやすい形状としたため取り外しやすい。針にぶつけて曲げてしまうリスクを軽減した。また、ペンに装着した針を取り外す際は針ケースがしっかりはまるため、容易に取り外せる。針が曲がる角度は従来の90度から60度までとし、針折れがしにくく、体内残留の危険性が少ない。
 同社は国内の自己治療用注射針で3割程度のシェアを占める。既存品は2018年2月ごろまでに終売予定で、新製品への置き換えを進める。


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