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あの人がいなければ・精子提供の今:

2022年01月02日 21時10分19秒 | 地域

あの人がいなければ・精子提供の今:/5止 身元開示求め海外バンク利用

 2021年12月29日 (水)配信毎日新聞社
 

 東海地方の30代夫婦は、夫が無精子症で、海外の精子バンクから精子提供を受けることに決めた。日本の医療機関が募集する精子提供者(ドナー)は匿名で、将来子どもから「ドナーはどんな人?」と聞かれても答えられないと思ったからだ。

 ●匿名への違和

 無精子症だった――。夫は3年がたった今でも、仕事帰りに妻から電話で診断結果を告げられた瞬間がよみがえる。頭が真っ白になった。診断後もさらに詳しく調べたが、精子が見つからなかった。妻は母親になる道が断たれたと思い、「この世に生きていてこれほど傷つく日はもうない」とまで感じた。

 通院先から提示された選択肢は、2人で生きていく▽特別養子縁組をする▽第三者の精子による人工授精(AID)――の三つ。この時、夫婦はAIDを初めて知った。夫は「妻の血がつながるなら」とAIDを選んだ。

 当初、日本産科婦人科学会(日産婦)登録の医療機関でAIDを受けた。日産婦のルールではドナーは匿名。夫婦にはこのことが引っかかった。子どもが成人後にAIDで生まれたことを知って傷つくことがあり、早く告知をすることが重要だと、勉強会で学んでいたからだ。「子どもに告知し、『(ドナーは)どんな人なの』と聞かれても、『分からない。ごめんね』でいいのだろうか」

 夫婦が検討したのは、デンマークに本社がある世界最大の精子バンク「クリオス・インターナショナル」。クリオスでは、身元を開示するドナーと開示しないドナーがいる。開示の方を選べば、子どもが18歳になると、精子提供をした時に登録したドナーの名前や住所、生年月日を知ることができる。

 ●親の責任として

 1年間検討し、クリオスが紹介する国内の医療機関で体外受精を受け、子どもを授かった。夫は「ルーツが分かるようにしておきたい。それがAIDを選んだ親の責任だ」と話す。妻はおなかの子に、出自について伝える絵本を読み聞かせてきた。「私たちの元に来てくれて、とってもうれしかった気持ちや、ずっと待っていたことを伝えたい」

 AIDで生まれた人から出自を知る権利を求める声が世界中で上がっており、フランスでは法律で権利が認められている。

 クリオスは2019年3月、日本語対応の窓口を開設した。20年11月までに国内で150人以上が利用。遺伝性疾患や感染症の検査を経た精子を凍結し、海外から郵送する。価格はドナーの身元を開示するかどうか、プロフィルの情報量、精液の状態などで異なる。身元を開示する場合のモデルケースで、送料、関税などを含め体外受精1回分で約19万円、人工授精5回分で約80万円かかる。

 現在、クリオスは国内の医療機関が応えられない需要の受け皿になっている。日産婦では人工授精より妊娠の可能性が高い体外受精について、第三者からの精子提供をめぐる決まりはないが、クリオスは利用者の半数以上が国内の医療機関で体外受精を受けている。また、日産婦では対象外の戸籍上の夫婦ではない利用者も多い。5月のアンケートでは、利用者の内訳は未婚女性が半数超、女性同性愛者のカップルが1割だった。

 20年の日本人利用者のうち、身元開示ドナーを選んだのは69%、また、趣味など詳細なプロフィルを記載したドナーを選んだのは98%だった。クリオスの日本事業担当で、告知などについて利用者にカウンセリングをしている伊藤ひろみさんは「当事者は誰にも相談できず、インターネットで調べて治療を受けている。適切な支援が増えれば告知をする人も増えるのではないか」と話す。【中川友希】=おわり

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新型コロナ SNSにメッセージ 警鐘鳴らした医師へ感謝

2022年01月02日 20時57分52秒 | ウイルス

新型コロナ SNSにメッセージ 警鐘鳴らした医師へ感謝

2021年12月31日 (金)配信毎日新聞社
 

 新型コロナウイルスの発生について中国湖北省武漢市の医師、李文亮さん=2020年2月に死去=が警鐘を鳴らしてから2年を迎えた30日、李さんが残した中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」のアカウントには勇気ある行動への感謝や今なお続く感染症への不安をつづった数千のメッセージが寄せられている。

 同市の病院に勤務していた李さんは市当局が集団感染を初めて公表した前日の19年12月30日、医師仲間のグループチャットで原因不明の肺炎について注意を呼びかけた。メッセージは広く拡散されたが、公安当局からは「虚偽情報を流した」として処分を受け、自らも新型コロナに感染して死亡。告発者に対する当局の対応に批判が高まり、処分は取り消されている。

 最後となった李さんの投稿には節目ごとにメッセージが集まり、その数は100万件以上に上る。30日のメッセージには「あなたの勇気で私たちは救われた」といった内容のほか、西安市での感染拡大を受けて「もう2年たったのに、まだ私たちは感染症から離れられないのです」と心情を吐露するものもあった。【林哲平】

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自民が連合に「接近」

2022年01月02日 20時53分13秒 | 行政

自民が連合に「接近」、幹部相次ぎ会談…労組票分散の狙いも

(写真:読売新聞)© 読売新聞 (写真:読売新聞)

 自民党が、立憲民主党の最大の支持団体である連合との距離を縮める動きを活発化させている。労働組合の中央組織である連合が重視する雇用政策や賃上げなどに重点的に取り組む考えだ。来夏の参院選を見据えて、労組票を分散させる狙いもありそうだ。

 自民の茂木幹事長は8日、連合の芳野友子会長と党本部で面会し、「初の女性会長なので頑張ってほしい」とエールを送った。連合によると、自民幹部と連合会長の面会は、2代前の古賀伸明氏以来で「7~8年ぶり」という。芳野氏はこの日、麻生副総裁とも個別に面会した。いずれの面会にも小渕優子組織運動本部長が同席した。

 15日には、塩谷立・党雇用問題調査会長が連合の清水秀行事務局長と会談した。塩谷氏は、岸田内閣が成長と分配を重視していることを強調し、連合の要望に寄り添う姿勢を強調した。

 連合との窓口役は、自民党組織運動本部内の労政局が務めているが、最近は党幹部による積極的な動きが目立つ。党ベテランは「連合を重視しているという考えの表れだろう」と解説する。

 10月に会長に就任した芳野氏は、立民と共産党との選挙協力を一貫して批判し、選挙区調整は立民と国民民主両党で行うよう求めている。共産との共闘により「連合票の行き場がなくなった」との見方も示しており、自民党幹部は「立民と共産の共闘が続く限り、労組票は分散され、結果的に国政選では自民に有利に働く」と分析する。

 9月には、選挙区に自動車工場などを抱える自民議員の有志が議員連盟「自動車立地議員の会」(代表世話人・片山さつき参院議員)を設立した。共産と距離がある民間企業系労組のうち、特に与党寄りとされる自動車関係の労組を引き込む思惑があるとみられる。

 先の衆院選では、トヨタ自動車グループの労組が加盟する「全トヨタ労働組合連合会」が、政策実現のために与党と連携する方針に転じ、野党系の組織内候補を擁立しなかった。

 立民側は「連合が完全に与党支持になることはあり得ない」(幹部)と静観する構えだが、自民党内には「労組票を少しでも多く切り崩すべきだ」との意見があり、今後も立民への揺さぶりを強めたい考えだ。

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島根で新たに14人オミクロン株感染

2022年01月02日 20時47分45秒 | ウイルス

島根で新たに14人オミクロン株感染

共同通信社
 

 島根県は2日、公表済みの新型コロナウイルスの患者14人が、オミクロン株に感染していたと発表した。

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オミクロン株に思う

2022年01月02日 19時26分35秒 | ウイルス

鳥取県とPCR検査

都道府県レベルでの最初のドライブスルー方式は鳥取県。

2020年4月11日から、鳥取大学で試行的に始めて、その後、他の圏域でも体制を準備し全県に広げる。

すばらしい、というより、公衆衛生の原則の実行をしたのです。

昭和41年3月、島根県の保健婦学校を卒業した私は、鳥取大学の公衆衛生専門医師の方々が講師で、病気の予防は早期発見早期治療であるを学んだ。この原則を島根県の保健師は現在も脈々と受け継いで、生き生きと地域活動をしている。

この度のコロナが、もの凄い速さで、死に至る現実を見て、もの凄く驚き、検査しか予防方法はないと誰も思っていた。

なのに、発熱4日続かないと、検査許さずという状況を、これまた、ギョウタンするほど驚いた。なぜ?と考える暇もなく、保健所保健師は、そのように患者さんに対応するしかなかった。

その患者対応に、在宅保健師(退職した保健師たち)が起用されて、頑張った。

早期治療と、患者隔離が当たり前な感染症なのに、検査ができないという状況に、どんなにか、割り切れない思いを抱いて、対応したことだろう。

幸いに、ベッド数不足で、自宅待機はなかったのは、田舎だったから。

今、オミクロン株の発生で、12月27日から、毎日、島根県も発生して、2022年1月1日で、32人増加した。

またまた、在宅保健師たちのコロナ相談が、多くなったことでしょう。

今回のオミクロンは、気管支への感染が、今までのコロナと比べて非常に早く、検査陽性者の増加が速く、ベットはすぐいっぱいになると言われていて、日本も、大変になると予想されています。でも、重症になる人は今までのコロナよりすくないともいわれていて、死亡する人も少いでしょうか。

患者数もどんどん増えて、医療が大変になるでしょうか?心配です。

島根県でさえ、毎日発生しています。

ちょっと、異常です、広島からのオミクロンかもと、勝手に思っています。松江にいつ来るでしょうか?

 

 

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