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しょう油がインフル増殖を阻害

2015年10月12日 10時17分48秒 | 
しょう油がインフル増殖を阻害

キッコーマン、動物実験で確認

化学工業日報2015年10月9日 (金)配信 一般内科疾患小児科疾患感染症

 キッコーマンは、しょう油によるインフルエンザウイルス増殖阻害効果で新知見を得た。富山大学、中部大学との共同研究。インフルエンザに感染したモデル動物による実験では、ウイルスの増殖を阻止する中和抗体の産生増強効果なども分かった。今回の成果を踏まえ、どのような成分が関与するのか突き止める。

 同社はしょう油の醸造を通じ、科学的な効能を追求。しょう油は殺菌効果やくさみを消す効果などが古くから知られており、こうした機能をもとにウイルスに対する効果を調べた。

 さまざまなウイルスに対する増殖阻害効果を培養細胞により評価したところ、インフルエンザウイルスで比較的高い効果が確認できた。インフルエンザウイルスに感染させたマウスを用い、感染前後それぞれ7日間しょう油を経口投与し、体重の変化、感染3日後のウイルス量、感染14日後の中和抗体価を測定。しょう油非投与のマウスと比較したところ、有意なウイルス増殖阻害効果と中和抗体の産生増強効果、感染にともなう体重減少の抑制が認められた。

 しょう油にエタノールを添加し沈殿物とうわずみに分けて、しょう油、沈殿物、うわずみをマウスに投与。しょう油摂取群とうわずみ摂取群に同じウイルス増殖阻害、中和抗体産生増強、体重減少抑制の効果があった。

 今回の結果を踏まえ、うわずみから活性成分を探索し同定する意向。
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尿酸値上昇を菊花ポリフェノール抑制

2015年10月12日 10時13分03秒 | 医療情報
尿酸値上昇を菊花ポリフェノール抑制

カネカ、成人男性対象試験で確認

化学工業日報2015年10月9日 (金)配信 一般内科疾患内分泌・代謝疾患その他

 カネカは、菊花ポリフェノールの摂取によって血中尿酸値を抑える研究成果を、日本橋循環器科クリニック院長の岩間義孝医師と共同でまとめた。成果をもとに機能性表示食品素材として開発を進める。

 尿酸値が高めの成人男性を対象に、プリン体を多く含む食事と同時に菊花ポリフェノールを含む食品と菊花ポリフェノールを含まない食品を摂取してもらい、尿酸値の上昇を比較するランダム化プラセボ対照クロスオーバー試験を実施した。その結果、とくに尿酸値が高めの成人男性が菊花ポリフェノール食を摂取した場合、プラセボ食群に比べ血中尿酸値の上昇が明らかに抑制された。尿酸値が高めの成人男性では、菊花ポリフェノールが食事による尿酸値上昇を有意に抑制することが明らかとなったとしている。

 カネカは、菊花ポリフェノールが尿酸の生成を抑制し排泄を促進するという2つの効果を持つことをこれまでの研究で明らかにしている。今回の研究成果に加え、より長期の連続摂取において尿酸値が低下していくかどうかを調べるなどして、同ポリフェノールの科学的エビデンスを明確にしていく。

 今回の研究は、国際的学術雑誌「NUTRAfoods(ニュートラフーズ)」に発表した。
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