医者の経験 シャンソンに
その他 2015年10月22日 (木)配信読売新聞
医者でありながらシャンソン歌手として活躍する宮薗洋子さん(目黒区)が今年、歌手デビュー30周年を迎えた。昼は内科医として働き、夜はライブハウスなどで歌う生活を30年。「多くの人の支えがなければ続けられなかった」と語る宮薗さんは、感謝の気持ちを込め、11月8日に記念コンサートを行う。
宮薗さんは千葉大医学部を卒業後、病院の勤務医となり、末期患者の死と向き合う日々が続いた。精神的に追い込まれる中、知人の紹介で出会ったのがフランス流行歌のシャンソンだった。
始めたのはストレス解消のためだったが、教室に通ったり、通勤の車中を練習の場に変えたりして猛練習するうちに、ライブハウスにも呼ばれるように。1985年には、シャンソンの聖地とされた銀座の「銀巴里ぎんぱり」のオーディションに合格。吉祥寺にあった「ラ・ベル・エポック」と並び称された名ライブハウスから歌手としてのスタートを切った。
慌ただしい生活だったが、宮薗さんは「シャンソンは人生の喜びや悲しみを歌い上げる。医者として色んな人と一緒に悩み、苦しんできた経験が、シャンソンに生きている」と話す。現在も渋谷区のクリニックなどで週に数回働きながら、ライブに出演したり、よみうりカルチャーで講師として歌い方を指導したりしている。
この30年を振り返って湧き上がってくるのは、感謝の思いだという。医師仲間や音楽関係者、ファンはもちろん、患者や生徒へも。
記念コンサートでは、代表曲の「愛の讃歌」「いつの日か」「ナントの雨」など約20曲を披露する。宮薗さんは「人生経験も豊かになり、考え方も深まった。歌い始めとはひと味違った自分を見ていただきたい」と話している。
コンサートは、千代田区のよみうり大手町ホールで。午後5時半開演。S席7000円、A席6000円。申し込みなどはオフィスみやぞの(03・5660・3479)へ。
その他 2015年10月22日 (木)配信読売新聞
医者でありながらシャンソン歌手として活躍する宮薗洋子さん(目黒区)が今年、歌手デビュー30周年を迎えた。昼は内科医として働き、夜はライブハウスなどで歌う生活を30年。「多くの人の支えがなければ続けられなかった」と語る宮薗さんは、感謝の気持ちを込め、11月8日に記念コンサートを行う。
宮薗さんは千葉大医学部を卒業後、病院の勤務医となり、末期患者の死と向き合う日々が続いた。精神的に追い込まれる中、知人の紹介で出会ったのがフランス流行歌のシャンソンだった。
始めたのはストレス解消のためだったが、教室に通ったり、通勤の車中を練習の場に変えたりして猛練習するうちに、ライブハウスにも呼ばれるように。1985年には、シャンソンの聖地とされた銀座の「銀巴里ぎんぱり」のオーディションに合格。吉祥寺にあった「ラ・ベル・エポック」と並び称された名ライブハウスから歌手としてのスタートを切った。
慌ただしい生活だったが、宮薗さんは「シャンソンは人生の喜びや悲しみを歌い上げる。医者として色んな人と一緒に悩み、苦しんできた経験が、シャンソンに生きている」と話す。現在も渋谷区のクリニックなどで週に数回働きながら、ライブに出演したり、よみうりカルチャーで講師として歌い方を指導したりしている。
この30年を振り返って湧き上がってくるのは、感謝の思いだという。医師仲間や音楽関係者、ファンはもちろん、患者や生徒へも。
記念コンサートでは、代表曲の「愛の讃歌」「いつの日か」「ナントの雨」など約20曲を披露する。宮薗さんは「人生経験も豊かになり、考え方も深まった。歌い始めとはひと味違った自分を見ていただきたい」と話している。
コンサートは、千代田区のよみうり大手町ホールで。午後5時半開演。S席7000円、A席6000円。申し込みなどはオフィスみやぞの(03・5660・3479)へ。