フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月31日(金) 晴れのち曇り

2024-06-01 10:03:58 | Weblog

8時、起床。

チーズトースト、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

今日は叡王戦第4局が行われる。ここまで挑戦者の伊藤が2-1で藤井をカド番に追い詰めている。藤井は今日負ければ叡王のタイトルを失う(八冠→七冠)。こういう追い詰められた状況で将棋を指すのはおそらく初めてのことだろう。藤井がどんな将棋を指すのか、注目される。将棋は伊藤の先手で角換わり腰掛銀に進行し、千日手模様の駆け引きが続いたところで、藤井が右玉に構え、伊藤の玉は穴熊に入った。写真の盤面は伊藤が香車に紐を付ける(飛車に取られないように)8七角と打ったところだ。「こんなところに角を手放して幸せになった者はいない」と昔の棋士なら言うところだが、8七角はAIの示す最善手であり、形勢はこれで互角というのだから驚く。

昨日のブログを書いてアップしてから、大学へ。途中、大森で下車して、「ベイクマン」で食パンを二斤買う。しばらく前から午後5時閉店になったので、大学の帰りには買えないのだ。パンの入った袋を提げて大学へ。

大学には2時40分頃に着いた。

コンビニで購入したおにぎりの昼食。

先日、中目黒のギャラリーで購入した竹内恵美子さんの書道アートの作品を竹内さんが持ってきてくださった。彼女は大学から歩いていけるところにお住まいなのだ。

左の作品は、以前、恵美子さんに書いていただいた私の俳句「この街を離れんとして春の風」。馬場下のバス停の近くでサンドウィッチの店「マルハル」を営んでいたはるさんが、店をたたんで郷里(筑波)に帰るときに作った句だ。もう10年くらい前のことである。そして右が今回の作品。恵美子さんの句「はとばすのはとはれのひにはるのたび」を書道アートで書いたものである。書道から書道アートへ。恵美子さんの歩んできた10年だ。

恵美子さんはお土産(おまけ)を持ってきてくださった。三月の句会で特選になった私の句を書道アートにしてくださったのである。

(右から縦に読んでいく)「さんがつのでんしゃはすこしういている」(三月の電車は少し浮いている)

最初、「たかじさんの句です」と言われて、すぐにはわからなかった。小さな象かと思った(笑)。

「な、なんですと!」

恵美子さんは近々、初めての個展を企画中である。候補のギャラリーは私もよく知っている場所だった。ぜひそこで開催してください。決まったらブログでも宣伝しますね。

4限(+5限)はゼミ。今日は3人がゼミ論の中間報告。

 「現代人の年齢意識」

 「よさこい祭を通じた居場所の創造」

 「日本のかわいい文化」

ゼミを終えて研究室に戻って来て、叡王戦のネット中継を観ると。藤井の勝勢になっていた。写真の盤面は後手(藤井)番で、以下、8七香成、同銀、9七歩打、同歩、同香成、同桂、9六歩打となったところで伊藤が投了した。

接戦になるだろうという予想に反して、カド番のプレッシャーを感じさせない藤井の指し回しで、一方的な勝利に終わった。名人位を防衛して本局に臨めたのが大きかったろう。これでシリーズは2-2。最終局は6月20日に行われる。藤井はその前に棋聖戦(挑戦者は山崎隆之八段)の第一局と第二局を戦う。もし名人戦がもつれていたら、藤井は3つのタイトル戦を同時並行で戦うところだった。この過密スケジュール、なんとかならないものだろうか。「八冠」を達成する棋士が出現するなんて誰も考えていなかったのだろうか。

6時半頃過ぎに、大学を出る。

夕食はシシャモ、炊き込みご飯、サラダ、タラコ、オクラと玉子の吸い物。

デザートはメロン。

食事をしながら、『プレバト』(録画)を観る。

レビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。

この記事についてブログを書く
« 5月30日(木) 晴れ | トップ | 6月1日(土) 晴れ »