フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月26日(火) 雨

2024-03-27 13:01:43 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト(+ソーセージ)、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

昨日のブログを書いてアップする。卒業式の日のブログだ。学校を職場にしている人間にとって、4月から3月までの「年度」は1月から12月までの「年」よりも生活のサイクルの基盤にある。4月始まりの日記帳を使っていることがそのことを表している。卒業式は年度の最後のイベントである。2023年度は、昨日、終わったのである。一方、年度の開始のイベントは新学期最初の授業である。2024年度は4月12日(金)のゼミがそうである。今日から4月11日までの17日間は、いわば、年度と年度の間の移行期、本当の春休みである。「やれやれ」というレベルから「さてさて」というレベルに気力を徐々に上昇させていくことがこの期間の課題である。毎年、この時期に、気分転換の松本旅行に出かけるのが決まり事なのであるが、今年は急な用事が入ったため、取り止めになった。

蒲田駅のみどりの窓口で新宿⇔松本の乗車券・特急指定席券の払い戻しをする。「延期であれば無料でできますが」と窓口の方に言われたが、いまの時点では延期の予定は立っていないので(できたらGWの前後に行きたいものだ)、手数料を払ってキャンセルする。ホテルはすでにキャンセルしている。

昼食をまだとっていない。時刻は3時半を回っているので、軽めにしておこうと、東急プラザの「神戸屋キッチン」(パン屋)でイートインすることにする。

メンチカツバーガーとクリームパン、それとホット珈琲(計946円)。

カウンター席の窓の向こうはドラッグストアー。決して「インスタ映え」はしないが、日常の中の一服の時間としては悪い眺めではない。

床屋に行く。前回行ったのが2月6日なので、一カ月半ぶりである。間隔としてはよいのだが、どうせなら、なんで卒業式の前に行こうと思わなかったのだろう。店で一番年配の方にやっていただく。仕上げに「何か油をつけますか」と聞かれて、結構ですと答えると、「写真を撮ったときに多少油をつけていた方が髪が白く光りませんよ」と言われる。そうなんだ。

散髪を終えて、5時ちょっと前だったので、皮膚科クリニックに電話して、5時から5時半までの枠で予約を入れる。土曜日に出してもらった痒み止めの軟膏はどうも効き目がないようだと伝えると(この数日、明け方に体の痒みで目が覚めるのだ)、おへそ周りの防水絆創膏のかぶれ(これはすでに治った)のときに使っていたフルメタ軟膏を塗って様子を見て下さいとのこと。

駅ビルの文具店と本屋で買物をして帰宅。

春ドラマをチェックするために雑誌を購入。最近、コンビニではこの手の雑誌を置かなくなった。TVドラマを観る人が減っているか、ネットで調べる人が増えたためだろう。

日本経済新聞社編『藤井聡太が勝ち続ける理由ー王座戦 八冠の先へ』(日本経済新聞社)を店頭で手に取って、買おうと思ったが、調べたら電子書籍版が出ているので、そちらを購入。永瀬王座に挑戦して3勝1敗で王座を奪取し、八冠を達成したときの記録である。あの5番勝負は本当にすごかった。内容的に永瀬が防衛してもおかしくない内容だった。それでも勝ったのは藤井だった。そこに何があるのか、それが本書の視点だ。

夕食は卵とベーコンと小松菜の炒め、シュウマイ、タラコ、茄子の味噌汁、ごはん。

食事をしながら『春になったら』最終回(録画)を観る。予想した通り、娘の結婚式と父親の生前葬を同日(3月25日)に行った。式の後、父親の車椅子を娘が押しながら満開の桜を見上げるシーンがあったが、まさか、今年の東京の桜が3月25日になっても開花していないなんて、撮影していたときは予想していなかったのだろう。いや、テレビドラマの撮影はけっこう押せ押せでやっているから、最終回(3月25日)に桜が咲いていない、開花したとしても満開にはほど遠いことはわかっていただろう。でも、「満開の桜を見上げる父親と娘」というシーンは外せないものだったのだろう。現実と同じ時間進行のドラマでも、やはりフィクションの世界の物語であることを示したシーンだった。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

1時半、就寝。