フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月20日(水) 曇り、一時雷雨&突風

2024-03-21 13:35:06 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト(ソーセージ)、目玉焼き、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

本日の『ブキウギ』。「オールスター男女歌合戦」=「紅白歌合戦」に大和礼子の忘れ形見・水城アユミが出場するというのもびっくりの展開だが、スズ子の持ち歌である「ラッパの娘」を歌わせてほしいと申し出るとは・・・。「紅白」の出場歌手が昔のヒット曲を歌うことはもう珍しくなくなったが、さすがに他の歌手(それも紅白に出場する)の持ち歌を歌うなんてことは、誰かの追悼という形ではあったかもしれないが、普通はない。こういう無理難題でスズ子を悩ませなくてもいいんじゃないかしら。和田勉がモデルと思われる調子のいいディレクター(典型的な業界人のパロディー)を中村倫也が演じている。朝ドラは『半分、青い』(2018年)以来。あのときの「マー君」役で人気が出たのだ。サプライズというよりも恩返し出演ではなかろうか。

昨日のブログを書いている間、チャイが書斎のチェアーで寝ているというのは私が退院してからの習慣になっている。

♪あなたの決してお邪魔はしないから、おそばに置いてほしいのよ~(殿様キングス『なみだの操』1999年)

2時過ぎ、雲行きが怪しくなってきたので、ベランダの洗濯物を室内に移してから、昼食を食べに出る。

多摩川線に乗る。

ホームのラックに東急沿線情報誌『SALUS』4月号が置かれている。

お隣の矢口渡(やぐちのわたし)で下車。「燈日(あかりび)」に行こう。でも、祝日で満席かもしれない(十分ありえる)。

その場合は、「リヨン モアール」で調理パンを買って、家で食べよう。ここの調理パンはなかなか美味しいのだ(と、「燈日」に振られた場合の予防線を張っておく)。

花粉症を連想させる名前の薬局である。私は今年も花粉症の発症は免れたが、はたして逃げ切れるだろうか。

「燈日」に到着。二人用の3つのテーブルは埋まっていたが、カウンター席は空いているようである。

最初、カウンター席に座ったが、6人掛けのテーブルも空いていたので「こちらにどうぞ」と言ってもらえる。カウンター席は長く座っているとお尻が痛くなるので、ありがたい。

注文を済ませて『SALUS』4月号を開く。「沿線街散歩」は「蒲田」だ。

アジの竜田揚げ~中華風あんかけ~。

ごはんの進む味と触感である。

ガトーショコラとブレンド珈琲。

ナッツが入っているところが工夫。ホイップクリームの中心にはアイスクリーム。

珈琲のお替りをする。普段はあまりしないのだが、三品輝起『波打ち際の物を探しに』をもう少しここで読んでいたかったのと、ちょうど客が引いて、私がいま店を出ると誰も客がいなくなってしまうから。以前、「パン日和あをや」のマダムにこういう客としての心理を話したら、即座に、「いえ、そんなことはおかまいなく、出て下さい」と言われましたけどね(笑)。

1時間半ほど滞在して、店を出たのは4時を少し回った頃。西の方から雨雲が近づいてきた。

蒲田駅を降りるとき、突然の雨と風と雷。駅前広場から人が消えた。

アーケードの中にある「一二三堂」で少し雨宿りしていたら雨は通り過ぎた。

帰宅して仏壇から昨日お供えしたおはぎをおろして、食べる。

「一二三堂」で『NHK俳句』4月号を購入した。

 人の世をやさしと思ふ花菜漬 後藤比奈夫

 リラ咲けば誰も旅人港町 古賀まり子

夕食は鶏肉と茄子の揚げ煮、具沢山の味噌汁、しらすおろし、ごはん。

食事をしながら『春になったら』(録画)を観る。どうやら娘の結婚式と父親の生前葬を同時に行うみたいである。

「前代未聞ですね!」

風呂から出て、今日の日記を付ける・・・と書きたいところだが、退院してから日記がうまく書けなくなった。入院中はできることが限られているから、体温やトイレに行った回数まで(あとから看護師さんに聞かれるので)メモしておいたのだが、退院してからは寝る前に改めて一日を振り返って文章を書くという入院前の習慣が戻っていない。活動空間がいっぺんに広がった反動かもしれない。まだ気持ちが落ち着いていないのだろう。

1時、就寝。