フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月7日(月) 曇りのち晴れ

2013-01-08 02:14:17 | Weblog

   8時、起床。大学は今日が仕事始めだが、私は月曜日は授業がないので、大学には行かない。斑模様の曇り空。雨にはなるまい。

  生ハム、卵焼き、塩バターパン、紅茶の朝食。生ハムはトーストしたパンに挟んで食べる。塩気が効いていて美味しい。

  2時ごろまで授業の準備作業。途中、牛乳が飲みたくなって(切らしているので)、コンビニに買いに行く。恵方巻の予約の広告が出ていた。関西の方からやってきた風習なのだろう、私が子どもの頃はこのようなものはなかった。節分といえば豆撒きである。「鬼は外、福は内」である。私の家ではいまでも豆撒きをやる。

  それにしても節分に食べる恵方巻をいまから予約する人などいるのだろうか。そもそも予約しないと買えないものなのだろうか。これもまた現代社会に顕著な「前倒し」「前のめり」傾向ではないかと思う。その典型は夏頃から店頭に並び始める来年の手帳である(だんだん早くなっているように思うが、どこまでいくのだろう)。販売戦略といってしまえばそれまでだが、こういう戦略に取り込まれてしまうと、先のことばかりに意識がいって、〈いま〉という時間を地に足を着けて生きることができなくなってしまうのではないかと思う。

  昼食は「テラス・ドルチェ」でペペロンチーノとコーヒー。ゼミ論に目を通しながらの食事。同じ麺類でも昨日の「一冨士」のもやしラーメンに比べてはるかにカロリーは低い(はずだ)。ペペロンチーノの正式名はアーリオ・オリオ・ペペロンチーノという。人の名前みたいだが、アーリオはニンニク、オリオはオリーブオイル、ペペロンチーノは唐辛子。パスタ料理の中では最もシンプルなものである。蕎麦でいえばたぬき蕎麦みたいなものである(違うかな)。

 

  今日もジムへ行く。これで4日連続である。今日はクロストレーナーを60分漕いで、前人未到の(大袈裟)801キロカロリーを消費した。平均時速15キロのペースで走ったことになる。時速15キロがどのくらいの速さなのかというと、フルマラソンを3時間切るくらいのスピードといえばわかるだろう。けっこうなスピードである。私は一回のジムの利用が90分以内と限定された会員なので、着替えやシャワーの時間を除くと、フィールドにいられる時間は60分がギリギリである。なので801キロカロリーの消費というのは、現在の私の走力・体力では上限に近い数値ではないかと思う。

  ジムの後はイートイン・コーナーで一服し、くまざわ書店で本を数冊買って帰る。駅ビルも東急プラザも安売りをやっている。男の私が思わず買ってしまいたくなるくらいだから、女性は財布の紐との戦いの日々だろう。 いや、これくらいは慣れっ子で、どうってことはないのかもしれない。 

 

  2006年の一文の卒業生のSさんから年賀状が届いていた。彼女の描いた絵「11月の紫陽花」が印刷されていて、見惚れてしまった。なんでも仕事を辞めて広島市立大学に入学して絵の勉強をしているところだと書いてあった。ずいぶんと思い切った転進である。これは私の印象だが、卒豪生を見ていると、男性よりも女性の方が思い切った転進をやってのけているように思う。