8時、起床。ベーコン&エッグとご飯の朝食。うちでもご近所でも、いま、山茶花が咲いている。
今日は大学に出る前に、飯田橋のギンレイホールで映画を一本観た。『人生、ここにあり!』というイタリア映画だ。ずいぶんベタな邦題だなと思って、原題を確認したら、「シ・プオ・ファーレ!」(やればできる!)で、元来がベタなのであった。1980年代のイタリアで設立された就労生活共同組合で働きながら地域社会と共存する精神病患者たちの姿をユーモラスなタッチで描いた作品である。本国では54週にわたってロングラン上映され、40万人を超える動員を記録した。涙あり笑いありのストーリーで、大ヒットしたのもうなづける。実話にもとづいているそうだが、実際はもっと紆余曲折というか、もっとゴタゴタしたところがあるのだろうが、ドキュメンタリーではなく、エンターテイメントとして描いたところがこの作品の功績である。
昼食は「志な乃」という初めて入る蕎麦屋のごぼう天うどん。大葉とごぼうの天ぷらが別皿で出てくるので、天ぷらのカリッとした食感を味わってから汁に浸して食べることができる。汁は上品で少し甘め。また来たい店である。
デザートは「紀の善」の田舎汁粉。久しぶりの和の甘味だ。
今年最後の授業は6限の「ライフストーリーの社会学」。テーマは女性の社会進出。家庭内暴力の話とどちらにするか迷ったが、年内最後ということもあり、受講生が元気になる話の方がよかろうと判断した。
TAをしてくれているゼミ生のNさんと「五郎八」で夕食。合宿のときの裏話を聞かせてくれた(へぇ、なるほどね)。私はカレー南蛮うどん。Nさんは力うどん。昼食に続いてのうどんだが、寒い日はうどんが食べたくなるのだ。
今日は冬至。地下鉄に乗る前に、穴八幡に寄って、一陽来復の御札を購入。昼間は長蛇の列ができていたが、さすがにこの時間になると、並ばずに購入することができる。本日の24時にこれを家のしかるべき場所に貼るのである。露店がたくさん出ていて、馬場下の交差点では、若い女性の二人組みが「何かしら?」と語り合っていたので、「これはですね・・・」と説明してさしあげた。大変興味深げに話を聞いていただけた。