若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

理科目線月食

2011-12-11 08:50:36 | 日々雑多

昨夜は皆既月食でしたね。ご覧になりましたか?

 

かなりの感動安売り派なのですが、月食にはあまり興味がありませんでした。「まぁ、重なることもあるでしょう、それは。」みたいな感じで。日食は暗くなるからそれなりに、「おぉ!」って思うけど。だから、高熱でうなっていたときに、「なおみ~、月食だよー。起きてー。」と言われたときは、ちょっと怒りました。

 

でも、天体少年あがりの二代目は違う。昨日はどうも朝から落ち着かない。夜になって少し雲が出ていれば、ご機嫌ななめ。そして、その時刻がきたときに、突然仁王立ちして、宣言しました。

「俺は今から4時間仕事をしない!遊ぶ!」

 

普段、仕事でもあまり活躍しないような機材が、次々とベランダに運ばれ、コトバ通り4時間、遊んでいました。彼は仕事以外の写真をほとんど撮らない人なので(旅行にもコンパクトカメラをしゃらっと持っていく程度)、遊びで写真を撮っている姿はなんだか新鮮。実は、仕事じゃない写真を撮っている二代目を見るのは、結構好きなんです。

 

で、今朝彼のブログにUPされてた写真は、こんな写真でした。そっかー、こういうことになっちゃうんだー。理科目線なカメラマンだとー。

 

しかし、あの皆既状態のときの赤い月。太古の人は恐ろしかっただろうなー。「絶対あした悪いことが起こる。」って、家族で震えて朝を迎えただろうなー。私なんて、胃腸を悪くしただろうなー。とりあえず、理科目線な人がたくさん居て、謎が解明された時代に夜空を眺められる立場で良かったです。

 

 


まじめ一徹でいいじゃないか、日本人だもの

2011-12-09 00:31:18 | 日々雑多

コンビニの駐車場で、二代目とサンドイッチを流し込むランチ。AKB48の代表?8名が扮した女子サンタのアド(7・11です)を見て、どの子が可愛いかについて話し合っていました(二代目:「うーん。どの子も可愛いよ」。私は、「一番左のこじはるちゃんが可愛い」が結論)。

 

二代目が一服しに降りて行ったとき、ふっと周囲を見回すと。

 

隣の車は、営業マンかな?おにぎりを食べていました。

その隣の車は、介護会社の制服を着た女性。サンドイッチを食べていました。

その更に隣の車は、中型トラックに乗ったおじさん。おにぎりを食べていました。

そして、逆側を見たら、おにぎりをくわえたままで、走り去る工事現場の作業着の若者の車。

 

この国が借金まみれで、政治家の人たちが(私の目から見れば)のんきに問題解決をしていても、なんとか日本という国が動いているのは、コンビニの駐車場でランチをかきこんで仕事に戻っていく真面目な人たちが踏ん張っているからなんだよ、と思いました。勿論、そこには自分たちも含まれています。ちっぽけだけど、経済の動きに無関係ではいないんだ、という小さな小さな自負。

 

コンビニのガム売り場を覗けば、眠くならない成分がこれでもか!と詰め込まれた『頑張れ、俺』という名前のガムを売っている国なんて、他にあるのかな。生真面目な国、日本。誇りに思ってもいいんじゃないかな。

 

そして、コンビニでの慌ただしいランチが帳消しになるような、温かく賑やかな夕ご飯を、あのときの皆さんが食べていますように。


風呂より楽はなかりけり

2011-12-02 00:39:14 | 日々雑多

お風呂が恋しい季節になりました。二代目の友人からもらった各地の温泉の素を入れたお湯につかっては、「あー、こりゃたまらん。風呂より楽はなかりけり~。」と、つい独り言。あれ?おやじっぽい?

 

小さいころ大好きだった「さむがりやのサンタ」という絵本があります。お酒が好きで、寒いのが嫌いで、仕事も面倒くさそうで、子どもたちが用意してくれたお菓子には文句を言い、ブランデーが置いてある家では「やっぱりコレじゃなくっちゃ。」と一杯ひっかけちゃう・・・・・・、そんな、ちょっとどうなの?というサンタさんなのですが、何だか妙に好きで。そのサンタさんがプレゼント配りの大仕事を終えた後、お風呂に入って言う台詞が、冒頭の「風呂より楽はなかりけり。」なんです。そのコトバって頭にこびりついてて、つい呟いちゃうんだ。

 

先日、宇宙から帰ってきた古川さんが、重力に慣れたころ、お風呂に入ったそうです。多分、私たちが想像もできないような美しいものや、とてつもない経験をされてきた方が、「お風呂に入って、天国だ~と思いました。」と仰っていました。『天国』かー。

 

お風呂って偉大だー。

 

 


やむを得ないけど妙に淋しい

2011-12-01 04:37:31 | マツモト写真

(ちょっと間が空いてしまいました。別に病んでおりません。元気でーす。)

 

この時期、ときどき淋しい気持ちにさせられます。それは、私の方はめっちゃ知ってる人々に知らんぷりされるから。

 

卒業アルバムの編集作業が佳境になってまいりました(すべての原稿入稿が年末で締切。義父がこの時期よく言っていた、「お尻に火がついた状態」です)。画面をにらみつけて視神経のギンギン痛に耐える季節です。そして、私の記憶には3年生諸君(中高校)と6年生諸君(小学)の顔ぶれが蓄積されていきます。

そのため、街中でよく『知った顔』に遭遇するようになります。こちらは彼らの名まえも、所属部活も、体育祭で何位だったかも、修学旅行で何ソフトクリームを食べたかも知ってる訳ですが、彼らは私を知る由もありません(撮影は殆ど二代目と影の二代目にお任せしているので)。ですから、特に声をかけることもなく、「受験生なんだから、早く帰れよー。」とココロの中で呟き、淋しくやり過ごすのです。

 

さ、明日はある学校の個人写真撮影。私にとってはよーく知ったみんなとはじめて面と向かって会います。どんな声をしてる子なのか、どんなノリをしてる子なのか・・・・・・楽しみに参りましょう。