若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ステキな先生

2008-11-24 12:43:10 | その他
鏡を覗いてため息をつく毎日が続いています。鼻が丸いとか、マツゲが少なくて短いとか、長年付き合っている哀しいポイントはさておいて、ここ数週間、増えゆく白髪、唇に出来た大きな吹き出物、目の下のクマ等が、私を哀しませます。

先日の足利市民音楽祭で、ひときわ感動したのは、藤岡先生の見事な復活でした。90歳を前に肋骨を折る大怪我をされ、弟子の端くれである私は「あぁ、もう『からたちの花』を歌う先生や、ステキなドレスで優雅に指揮をする先生を見ることはかなわないのか」と、とても心配していました。

ご本人の「絶対復帰」宣言は聞いていたものの、指揮はやはり難しいのでは、と思っていたので、その日の嬉しい裏切りは大きな感動でした。

終演後、先生のところに駆け寄っておしゃべりしたのですが、「先生、本当にスゴイ!」と言う私に、「そぅお?こんなおばやんになってしまったわ。毎朝鏡を見てガッカリするのよ。でも鏡は毎日見なくちゃね。365日の内少なくとも360日はきちんと鏡を見て、綺麗にしなくちゃね。」と言われました。

小学2年から高校2年まで、毎週1回藤岡先生のお宅にピアノのレッスンに通い、少しだけピアノを弾いて、あとはおしゃべりしていた頃を懐かしく思い出しました。私に『音楽が無くては生きられない体質』を植えつけて、『音楽を愛するステキな女性』になるべく育てて下さった藤岡先生は、私にとって本当に大事な先生です。ピアノはちっとも上達しなくて周囲の期待を裏切ってしまったけど(お母さん、ごめん)、藤岡先生みたいにステキな女性になれるよう、これからも努力していかなくっちゃ。
コメント (2)
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