若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

雨のち晴れ

2008-11-10 12:59:38 | その他
昨日は、足利の市民音楽祭でした。我らが足利市民合唱団も出演しました。

例年、この時期は最初からあきらめて出ていないのですが、今年は来年の定期演奏会で歌う曲(カルミナ・ブラーナ)の一部を初めて舞台に乗せるというので、何とか参加したいと、家族にお願いし、仕事を出来るだけ前もって済ませて、金曜日には久しぶりに練習にも顔を出し、万全で当日(日曜)を迎え……るハズだったのに、土曜の晩から喉がおかしくなり、当日の朝には殆ど話し声さえ出ず、それでも「もしかしたら、歌う声だけ出るとか!?」と衣装まで着替えて練習に参加しましたが、私の口から出てくるのは、息だけ。いつもどうやって歌っていたの!?と自分で不思議に思うほどの惨憺たる状態でした。

「いやー、100%口パクはさすがにツライですから、今日は聴いてますねぇ」と、冗談めいて顔で笑って言いながら、「なんでー、なんでーーーー」と心では泣いていました。

段々、足唱の出番が近づくにつれ、お腹が痛くなってきました。みんなが舞台に上がってくると、「転ぶなよー」とか余計な心配をし続け、演奏が始まると心臓がバクバク……。いや、自分が歌うほうが何倍も楽だと知りました。

入団してから初めて客席で足唱の歌を聴きました。練習中は、アレが出来ない、ココがダメだと、自分達は不安で一杯。でも、舞台の上の仲間達は堂々としていて、「カルミナ・ブラーナを立派に歌ってやるぞ的気迫」が伝わってくる見事な舞台でした(ちょっと褒めすぎか)。

演奏終了後、客席からダッシュでみんなの元へ走り、「すっごい良かった!すっごい良かった!」とささやき続けたのでした。自分に厳しい仲間たちは、それでも不安そうな顔をしていましたが、大丈夫だよ!このまま練習していれば、きっと来年には超カッコイイ演奏が出来るはず。定期演奏会が改めて楽しみになってきたぞ~。

というわけで、昨日の私の心は雨のち晴れ、自分が歌って気分をリフレッシュ!計画は叶わなかったけど、充分あと1ヶ月走りきる馬力を調達できました。

コメント (5)
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