OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

無為なる生に至る

2024-02-21 14:17:05 | Weblog
昨日、介護すらする必要がなくなり、ほんとうに無為に時を過ごしていると嘆きましたが・・・考えてみれば、もう数十年"時満ちるのを待ちましょう"と言い続けていましたよ、わたし・・・・特に、ここ十数年は(^^;。

今になって、少しずつ分かり始めているのは・・・というか、認知症の兆候が出始めてから亡くなるまでの母の姿を間近に見てきたこの数年間で教えられたことは・・・人の価値、自分も含めた人の価値、いえ人に限らず全ての命の価値、いえいえ命に限らず全ての"在るもの"の価値を、その有益性で測っていては、その人は幸せではいられないのかも、ということです。

きっと、もうずいぶん前から、そのことは頭では理解していた・・・だから、ときどき言葉にもしていたかも・・・でも、心底納得はできなかった・・・

今でも、決して納得は出来ていないし・・・だから、もんもんとしているわけなんだけど・・・

ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ・・・心底の納得の欠片が、わたしの心の中で固まり始めたかも・・・と、感じています。その欠片が、わたしの心の中で溶けて、全体に浸透して、心と一体化できたなら・・・わたしは、存在価値とか存在意味といったものから解放されるのかも・・・

意味も価値もありゃしない。在るから在る・・・そのことを当たり前に受け入れられたなら・・・本来の無為なる生に至れるのかも・・・