OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

育児も介護も、"てきとー"がいいよね、たぶん

2023-11-20 16:06:13 | Weblog
数日前より、母が寝たきり状態になった。それまでは、ベットに座ることが出来たので、食事は介助なしでできていたし、短時間だけどモノにつかまって立つことができたので、おむつを替えるのも楽だった。それが体を起こすことも難しくなったようで、おむつは赤ちゃんのおしめを替えるみたいにしなくちゃならなくなったし、食事もスプーンで食べ物を口までもっていってあげなくちゃならなくなった。それに、ここ一週間ほど、便秘が酷くて、いつもの薬の量を増やしたり、お腹のマッサージをしたりしているけど、どうにも好転せず、どうしたものかと考えている・・・

こうなると・・・というか、今までも、状態のステージが変わったタイミングで、その都度・・・わたしのネット検索が始まる。

今はパンツ型のおしめだけど、そろそろテープ式を準備すべきか。パジャマも、寝たきりの人用のモノを用意しようか。食事の時、体を起こして支えるには、やっぱり電動式の介護ベットが便利か・・・ネットで買うか、久しぶりにケアマネさんに連絡して介護保険で借りられるか聞いてみるか。今、定期購入している介護食も、より誤嚥しにくいものに変更するか。などなど、グッズ的なモノについて調べて、必要だと思ったり、便利だと思ったら注文するし・・・

寝たきりの人の便秘について、食事の介助方法について、主治医の先生に往診を頼むタイミングは、訪問診療を頼んだ方がいいのか、などなど、調べまくってしまう。

とね・・・大変よ、ほんと、マジで、自宅介護(^^;。二時間おきに体位を変えろとか、一日に十数回もおしめを替えろとか・・・それじゃあ、出かけられないどころか、熟睡することもできないじゃないか!!!

でね、思い出しました、初めての育児のこと。

当時は、ネット検索なんてしなかったけどね(^^;、やっぱり育児本は何冊か読んだよねぇ~。で、かなり真面目に厳格に、育児をいたしました。離乳食なんて、毎食、すべて手作りしたもんなぁ~。

でも、二年後に息子が生まれたときには、同じ人間かと思うほど、"てきとー"に育てました。まあ、いろんなことが、ちょうど過渡期の時期だったこともあると思うけどね。これは、よく話したことだけど、同じ産院で、同じお医者さん、同じ助産師さんで出産したのに、指導がまったく違ったの。藍那の時は、"泣いても抱き上げるな"と厳しく言われて、わたしは泣き続ける赤ちゃんの藍那の横で、抱き上げることも出来ず、一緒に泣いていたの。でも、裕太の時には、"スキンシップを大切に"と言われて、泣いたらすぐに抱き上げて、おっぱいのませて、はいはいは~いって感じのお気楽育児をしました。

育児グッズも、たった二年ですごく進化して、藍那の時には、まだ、ばあちゃん手縫いの布おしめを使ってたけど、裕太の時にはパンパースとかムーニーとか、便利だったらありゃしない。離乳食も、フリーズドライやレトルト(?)がいっぱい売り出されていて、これまた便利便利。

かける手間は愛に比例するなんていう呪縛から解放されて、第二子は、ほんとうに大らかに育てました。結果、大らかな子に育ったと思います。今思えば、長子の藍那は、可哀そうだったなぁ~って思います。愛情が、変な方向に向かってたなって。

介護の場合、それで、高齢者の今後の人格に影響するなんてことはないけど・・・ネットで見る専門家の言葉を鵜吞みにして、そのまま必死で実行する必要はないんだろうなって思います。"てきとー"って言ったら言葉は悪いけど、いかに手を抜くか、いかに楽するかってスタンスじゃなきゃ、自宅介護は出来ないと、わたしは思っています。

とりあえず、ネット検索では、楽できる介護便利グッズを見つけようと思います(^^;。