毎日、母に、自分の名前を言わせる。「お名前はなんですか」。ちゃんと答えられるときもあるし、答えられないときもある。答えられた日には、わたしの名前も聞いてみる。顔を指さしながら「この人は誰ですか」。「ひ・・・」高い確率で「ひ」はでるが、ちゃんと答えられることは稀だ。もちろん、娘だという認識はない。「お子さんのお名前は」と聞くと「ない」と答えるし、「お孫さんのお名前は」と聞いても「ない」と答える。「旦那さんのお名前は」なんて、答えられた試しがない(^^;。
が、自分の名前が言えたときに、「お姉さんのお名前は」と聞くと「◇◇◇」と、ちゃんと答える。「妹さんのお名前は」と聞くと「△△△」と、これまたちゃんと正しく答える。でも「お兄さんのお名前は」と聞くと、沈黙してしまう。ちなみに、「お母さんのお名前は」と聞くと、答えるのだが、わたしがおばあちゃんの名前を正確に覚えてなくて・・・たしかそんな名前だったようなって感じです(^^;。で、お父さんの名前も答えられない。
つまり・・・母が一番最後まで名前を憶えているのは、自分の名前以外では、きっと姉と妹(もしかしたら母親も)だろうということです。溺愛してきた最愛の娘と孫たちの名前、その存在すら忘れても、姉と妹のことは覚えているのだなぁ~・・・・感心しました。
それはきっと、今に近い方から記憶がなくなっているからなんじゃないかと言われそうですが・・・たぶん、それもあると思いますが・・・兄の名前は答えられないことを考えると、やはり"姉妹の絆"が強いというのは間違いないのではないでしょうか。
一人っ子の私には、兄弟姉妹の情というのが、まったく理解できません。親子の情と、友情とだったら、やっぱり血縁だから親子の情に近いのかな・・・って、想像するくらいです。子供のころ、よく「一人だと寂しいね、兄弟、欲しいでしょ」って言われましたが、「いた人がいなくなれば寂しいだろうけど、もともといない人のことを思ったりはしない、変な質問をする人たちだ。きっと、兄弟姉妹がいることが、とても幸せな人たちなんだろうな。それで、一人っ子が可哀そうだと思うんだろうな」と思っていました。
ちなみに、母に「お姉さんのことが好きですか」と聞いたら「好きです」と答えました。「仲はよかったです」と、過去形で答えたのは、伯母がすでに他界していることを、漠然とでも覚えているのでしょうか・・・
姉妹関係に限らず、人間関係なんて千差万別。人の数だけ、その関わり方は違っているでしょうから、"姉妹の絆は何よりも強い"なんて言い切ることはできませんが・・・結婚してしまえば、冠婚葬祭で会う程度で、一緒に買い物したり旅行したりなんて時間を過ごすこともなく半世紀以上を過ごしていても・・・それでもやっぱり、姉妹の間には"何かがある"のかもなぁ~と思ったのでありました。
が、自分の名前が言えたときに、「お姉さんのお名前は」と聞くと「◇◇◇」と、ちゃんと答える。「妹さんのお名前は」と聞くと「△△△」と、これまたちゃんと正しく答える。でも「お兄さんのお名前は」と聞くと、沈黙してしまう。ちなみに、「お母さんのお名前は」と聞くと、答えるのだが、わたしがおばあちゃんの名前を正確に覚えてなくて・・・たしかそんな名前だったようなって感じです(^^;。で、お父さんの名前も答えられない。
つまり・・・母が一番最後まで名前を憶えているのは、自分の名前以外では、きっと姉と妹(もしかしたら母親も)だろうということです。溺愛してきた最愛の娘と孫たちの名前、その存在すら忘れても、姉と妹のことは覚えているのだなぁ~・・・・感心しました。
それはきっと、今に近い方から記憶がなくなっているからなんじゃないかと言われそうですが・・・たぶん、それもあると思いますが・・・兄の名前は答えられないことを考えると、やはり"姉妹の絆"が強いというのは間違いないのではないでしょうか。
一人っ子の私には、兄弟姉妹の情というのが、まったく理解できません。親子の情と、友情とだったら、やっぱり血縁だから親子の情に近いのかな・・・って、想像するくらいです。子供のころ、よく「一人だと寂しいね、兄弟、欲しいでしょ」って言われましたが、「いた人がいなくなれば寂しいだろうけど、もともといない人のことを思ったりはしない、変な質問をする人たちだ。きっと、兄弟姉妹がいることが、とても幸せな人たちなんだろうな。それで、一人っ子が可哀そうだと思うんだろうな」と思っていました。
ちなみに、母に「お姉さんのことが好きですか」と聞いたら「好きです」と答えました。「仲はよかったです」と、過去形で答えたのは、伯母がすでに他界していることを、漠然とでも覚えているのでしょうか・・・
姉妹関係に限らず、人間関係なんて千差万別。人の数だけ、その関わり方は違っているでしょうから、"姉妹の絆は何よりも強い"なんて言い切ることはできませんが・・・結婚してしまえば、冠婚葬祭で会う程度で、一緒に買い物したり旅行したりなんて時間を過ごすこともなく半世紀以上を過ごしていても・・・それでもやっぱり、姉妹の間には"何かがある"のかもなぁ~と思ったのでありました。