東京(本当は千葉だが)のディズニーランドには何度となく足を運んでいる。
ほぼ、毎回というか定番になっているアトラクションの一つにモンスターズ・インクがある。だいたい1時間から2時間ちかく並んで乗り物に乗って、ライトで照らして得点を挙げる他愛無い遊びだ。
何度も乗っているので、なんとなく分かった気になっていたが、今回3D版の映画を観て気が付いた。私、この映画観るの初めてだ。
おそらく子供向けを強く意識しているためだと思うが、3Dの感覚は薄い。あの眼鏡をかけていなければ、3Dだと気付かないぐらいだ。だから、敢えて3Dにする意義はなかったようにさえ思った。
おそらく強すぎる三次元映像(3D)は、子供によっては気分が悪くなることへの対処だと思う。私の周囲でも、子供とりわけ幼い子供が3D映画を観て気持ち悪いと言っていた話は聞いている。特に3D映画の嚆矢といっていい「アバター」が顕著であったらしい。
三次元感覚を強調すると、どうしても不自然な映像にならざるを得ないのではないかと私は思っている。私自身、弱視に近いほどの近視であり、乱視もあるので、ときおり3D映画に、目が疲れると感じることがある。
もっとも、この疲労感は最近の3D映画では感じていないので、映画業界も相当に力を入れて改善しているのだろうとも思っている。でも、今までの2D映画が3Dに劣るとは思えない。無理に3D化する必要はないはずだ。
にもかかわらず、かつての名作が3D映画としてリメイクされているのは、おそらくは経営上の理由だと思う。3D撮影技術には、相当な資金が投入されているはずだ。その投下資金を回収するためには、まったくの新作を作るよりも、かつての名作をリメイクした方がリスクは少ないと投資家たちは考えているはずだ。
現在の映画、とりわけハリウッド映画は、その映画製作費用を投資家から募るケースが非常に多い。映画は投資として結構リスクが高い。専門家の評価は高くても人気の出ない作品もあるし、その逆のケースも珍しくない。
確実に投下資金を回収したいと考えれば、はやりかつてのヒット作のリメイクは魅力的なのだろう。3Dに代表される高い撮影技術の行使には、高額な撮影機具が必要不可欠だし、映像をコンピューターで編集するのにも多額の経費がかかる。その資金のためにも、名作のリメイクは必要不可欠な経営戦略なのだろう。
あれこれ金勘定の面から理屈をこねたが、その一方で映画自体は十二分に楽しめたのも事実だ。しかも、サリーとマイクの学生時代を描いた次回作が現在制作中であるらしい。その前座としても悪くない。
単なる時間潰しのつもりでしたが、十分楽しめた作品でしたよ。
「モンスターズ・インク」見たのがかなり前なのでストーリーほとんど忘れちゃいましたが、とても楽しんだ記憶は残ってます。ディズニーのアニメは、まあたいてい面白いですよね!
PIXARのアニメなら、絶対にCD向きでしょうし、ヌマンタさんが記事でも書かれてる通り、昔の2Dヒット映画を3D化して、もう一度儲けたいっていう狙いはわかる気もします。
先日見た「3Dタイタニック」は、その必要あるかな~?でしたが、アニメはOKだと思います。(*^_^*)
忙しい時期だと思いますが、無理をされてないか心配しております。
モンスターズ・ユニバーシティというそうです、続編。
Kinkacho自身は3Dが苦手です。近視に乱視で眼鏡には3D眼鏡が苦痛です。
まァ、3Dには金がかかるので、ヒットがある程度確実な作品のリメイクに走る気持ちは私も分かります。実際、観客の大半を占める子供たちは満足げでしたしね。
実のところ、外回りのほうが楽なので、その意味では大丈夫ですが、そろそろ事務所にこもっての大仕事となるでしょう。
私もアバターのような強烈な3Dは苦手です。多分、アメリカでも同様な意見はあるのでしょう。だから最近の3D作品は、弱めて撮影しているようです。
モンスターズ・インク、3D版が出たのですね。
私も2D版を公開時に見ましたが、楽しい作品ですよね。
昨年スターウォーズの3D版を見い行きましたが、おそらく昔2D版を見て熱狂したのであろうアメリカ人のパパとママが、お子さんを連れて見に来ていたのが印象的でした。
ディズニーアニメは世代を超えて受け継がれていく名作が多いので、今から見る子は3Dで…というのはありかもしれませんね。