寂しい老後

長生きした。今年91歳となる。お友達も次々と亡くなり、話相手が居なくなった。最近小生宛に滅多に電話がかかって来ない。時たまかかって来たら掛かりつけの医者だったり兎に角話相手が居ないのだ。電話だけでは無い。メールも子供から以外は送ってくる相手が限られており、寂しい限りだ。この間までは、たまたま読んだ本に感動し、友達に紹介するとその本について話の話題となり、感動を共有する事が出来たものだ。そんな友人も既に亡くなり本を読む機会も少なくなった。耳が遠くなり、自然と電話より手紙で通信するようになり何かといつも何かを書いている。朝起きて今日はよしやるぞ！と意気込むのも気がついた事を纏めて書く事が多い。年賀状のシーズンで子供からウイルス禍で旅行に行かなかったので年賀状に掲載する写真が無いと嘆いていたが、高齢で足腰が弱く旅行は無理で旅行に出かけて撮影した写真が無く年賀状作るりに苦慮している。年賀状に限らず旅行の写真は見ていて楽しいし旅の感動を再度味わう事が出来る。高齢になるとそんな色んな事がすべて出来無くなり寂しくなるのだ。
寂しくなるのを嘆いていても仕方無い。老後を楽しく生きる方法をなんとかならないものか！。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（令和三年十二月十三日）