気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

大学の入学試験

2016-03-16 10:48:16 | Weblog
今年もこの季節各大学の入試も一様終わり、先般一斉に合格者の発表があった。週刊誌にその高校別の合格者数が掲載されている。特に東大と京大は別格で有名進学校が上位にランクアップされている。、孫が通うS中高一貫校は東大合格者が七名と昨年の合格者五名を上回り健闘している。孫は今中学二年生であるが、卒業する頃はどうなっているか分からない。しかし孫はそんな東大合格者が居る仲間と肩を並べて勉学している事は大きな刺激になる事は間違い無い。願わくは孫も東大を狙うレベルに居ればと願いそんなレベルにいればこれに越した嬉しい事は無い。孫が大学受験するまで長生きしたいものだ。若者が青春の全エネルギーを傾注して勉学に励み栄冠を勝ち取った感激は、この年になったら大学受験とは縁がなくなったが感激の程は痛い程良く分かる。栄冠を勝ち取った若者に比べて今日の我が身の不甲斐なさに大きな落胆を覚える。若い時なぜもっと頑張らなかったのか、もっと真剣に将来を見据えて勉強に励んだならば、もっと違った人生を歩んでいたかもしれない、と思うと悔やんでも悔やみきれない。だからと云って今の人生を否定する訳では無い。仕事をしながら頑張って夜間学べる名門のOS大学へも行ったし、歯を食いしばって勉学にも励み、仕事にも恵まれた人生を送る事が出来た。しかし若い頃私には人生の目標と云うものが無かった。大学へ行ったのも将来こんな事をやりたい。その為大学でこんな事を学びたいと云った訳では無かった。今何もしないで無為な時間を過ごして良いのかと自問し、ただ何か勉強しなければとがむしゃらに突き進んだだけである。何か確たる目標無しに流れるままにその場、その場を過して来た様に思う。「後悔後に立たず」今更後悔しても始まらないが、受験戦争に勝った若者を見ていると八十四歳になった今でも若い時の血が騒ぐのである。

高浜原発運転差し止め判決について

2016-03-11 17:25:14 | Weblog
大津地裁は三月九日関西電力高浜原発の運転差し止めを関西電力に命ずる仮処分を決定した。これにより関西電力は三月十日再運転を始めたばかりの三号機を停止する事態となった。裁判所が運転中の原子炉の停止を命ずる司法判断は初めての事である。原発の停止を命ずる根拠は「原発の安全性が確保されていない」と指摘している。原発の安全性については安全確保の手順などソフト的な面もあるが、基本的には技術的観点からの問題であり技術の専門家である「原子力規制委員会」が検討し安全の許可が出ている中での運転差し止めの司法判断に疑問を抱かざるを得ない。裁判所は司法の専門家であって、安全についての技術的専門家では無い。原発の安定性には「原子力規制委員会」があらゆる見地から検討しておりその判断に委ねるべきではないか。関西電力にとって今回の判決は青天の霹靂で、関西電力の株が暴落し、五月から電力料金の値下げを予定していたが、見送りとなった。社会的にもその影響は極めて大きい。司法が関西電力は「安全性について説明を尽くしていない」と指摘した点について関西電力は真摯に受け止めて対処しなければならない。
画期的な判決は世間から注目される。今回の司法判断は裁判官のパホーマンスではないかと思うが如何がなものか。

選挙制度の改革について

2016-03-01 17:22:35 | Weblog
一票の格差について、一人の議員を選ぶのに何人の住民がいるか、地域のよって大きな格差がある為、裁判所が憲法に定める国民の権利の平等に反し、違憲状態との判決が出ている問題を受けて今国会で公職選挙法の改正が審議されている。人口の都市への集中化によって大都市では一票の重みが軽くなり、過疎化が進む地域では重くなる。この様な流れは今後益々増大していくものと考えられる。こんな違憲状態を是正する為、過疎化が進む地域の議員を減らし、大都市の議員を増やそうと色々な改革案が審議されている。例えば現在審議されているアダムズ方式 人口に比例して議員定数を配分する方法の一つ。衆院小選挙区の場合、各都道府県の人口を「同一の数字」で割り、「商の小数点以下を切り上げた数」が都道府県ごとの定数となる。定数の合計が小選挙区の総定数と一致するよう「同一の数字」を調整する。小数点以下を切り上げるため、人口の少ない県でも確実に定数一が配分される方式である。今の処このアダムス方式で改革案が纏まる公算が大きい。しかしこのアダムス方式にしたって、人口減少の激しい県でも確実に定数一が配分されるが、人口集中の激しい大都市の議員は増え、過疎地の議員は減って行き人口減少の激しい地域の意見が薄らいで行く事に変わりは無い。参議院に於いては人口が少ない議員一の選挙区を複数合併し合区とする案が検討されている。人口が少ないからと云って県を代表する独自の議員を選ぶ事が出来ないとなると大問題である。政治は議員の数が力であり、人口が減ったからと云って議員が減って行けば、大都市優先の意見がまかり通っていく事になる。これで良いのか。今回の国勢調査に於いても東京圏への一極集中の流れが顕著に表れている。東京だけが繁栄し、地方が衰退する政策がまかり通りれば日本の将来は決して明るく無い。アダムス方式が最善の策とは云えまい。一票の格差があっても良いではないか。大胆な発想でもって、一票の格差が憲法違反なら憲法を改正し、地方の人口が減少しても議員の数を減らさない、大都市の人口が増えても議員の数を増やさない、といった考え方があっても良いではないか。人口が集中する大都市の議員の一票が軽くなるがこれが不満なら地方へ移住すれば良いと思うが如何がなものか。