気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

ファミリーの崩壊

2010-08-05 13:56:17 | Weblog
厳しい暑い夏が続いているが、最近愕然となるニュースが相続いている。
二十三歳の若い母親が三歳二歳の我が子を死ぬと認識しながら、マンションに放置し、死亡させた事件、生きていれば百十一歳の父親が死後三〇数年放置され、白骨となって発見された事件、いずれも我々世代では考えられない事件である。更に驚く事に同様の事件が次から次へと発生しているではないか。この様な事件を引き起こした家族とは一体どんな家族なんだろう。親は子供が健康で暮らしているかと心配し、子供は歳老いた親は元気で暮らしているだろうかと心配する。そんな当然な事が出来ない家族が増えている事に、この国の未来に大きな不安を覚える。
子供も小さい間は親を中心とした家族が構成されるが、子供は成長するに連れて親から離れて行くものであり、子供も孫が成長すれば親に対するより我が子の方へシフトしていく。盆正月には必ず親の元へ集まったものが、それぞれの事情で集まらなくなって来るのは致し方の無い事だ。関東に就職している息子、名古屋に嫁いでいる娘、盆と正月には必ず孫を連れて帰って来たものが、今年の夏はどうやら息子・娘とも帰って来ない様子だ。寂しい限りだが仕方の無いことだ。
先日夫がドイツへ単身赴任中の娘から長兄が長崎の大学へ、次兄が大学受験の為東京の予備校へ行っており、家にいる三男坊が高校の部活でキャンプに出かけ娘一人となり、自分一人の為に作る食事が如何に詰まらないか、家族の為に作って来た食事に家族と言うものをつくづく感じたとメールしてきた。まさにそんな思いの中に家族の絆がある。