昨日の巨人対阪神戦

昨日（七月十三日）阪神対巨人戦を見て感動した。今年の巨人は底知れない力があり、七月十三日現在、二位の広島と四.五ゲーム差で独走し今年は、優勝間違い無しの勢いで勝ち進んでいる。それはここ一番のチャンスには村田、阿部、長野らの主軸打者が必ずヒットを打つし、ここを抑えなければならないピンチにはキチット抑える投手を擁しているからである。
こうした巨人に対して阪神は、巨人と全く逆でここ一番のチャンスに三振を繰り返し、ここで抑えなければならないビンチにきまってがつんと打たれ敗戦を繰り返して来た。しかし昨日の阪神は違った。三対一とリードされた七回表よく粘って二死満塁とした後、代打にたった関本が二ストライクまで追い込まれながら、四球目の速球を左中間スタンドに放り込み代打逆展満塁ホームランを打ったのだ。まさにここ一番打つべき時に値千金の仕事を成し遂げたのだ。阪神の試合で今までこんな素晴らしい試合見た事が無い。その後七、八、九回と巨人の猛攻をよく凌ぎ六対四で快勝した。テレビ中継を見てすごく感動した。今日はたまたま素晴らしい阪神を見たが阪神も捨てたものではない。これからも今日の様な試合を展開すれば、巨人とは三ゲーム程度まだまだ優勝も夢では無い。これ一試合に終わる事無く、この好調を持続し、これからの後半戦今日の様な戦いを展開し、願わくば優勝して貰いたいと思った。

ワールドカップブラジル大会

二千十四年ワールドカップブラジル大会は今や決勝トーナメントの熱戦が繰り広げられている真っ最中であるが、その中に日本の姿は無い。一次リーグで日本は一勝も出来ず一引き分け、二敗でグループ最下位となり日本のワールドカップは終わった。三試合で得た得点は僅か二点、失った得点は七点、試合前に選手達が口にしていた「優勝する！」と言っていた姿が如何に空しいビックマウスだったか。マスコミも本田！本田！と騒ぎ立て本田は全能の男であるかの如く扱い、本田も煽られて本来の力を発揮出来なかった。
世界は広く大きい。世界の実力は高く日本はまだまだだな！とテレビを見ていて感じた事が多々あった。
試合前には士気を鼓舞する為にもビッグマウスは必要だが、四年後にはビッグマウスに見合った力をつけて
活躍して欲しいと願うのみである。

集団的自衛権

安倍内閣は昨日遂に集団的自衛権について、憲法の規定を大きく逸脱した解釈を閣議で決定した。安倍主相はかねてから、日本人が乗った米国艦船が襲われた時、共に行動していた日本の艦隊が一諸に戦う事が出来ないとその現場から離脱する事が出来るか、そんな事は出来ないでしょう、だからそんな場合一諸に戦える様にしなければならない。と盛んに言って来た。世界情勢から言って国際的には、それは当然の事と思われるが、しかしその前に日本国憲法はそんな場合でも、一切の交戦を禁止しているのだ。阿倍首相が前述の様な事態に集団的自衛権を行使しようとするならば憲法の改正が必要な事は、これまでの日本政府が歩んで来た経緯からみても明白だ。にもかかわらず憲法を改正しないで、勝手に都合の良い様に解釈し、行使出来る様にしようとする政策は断じて許されない。こんな事がまかり通れば、憲法なんてあって無きが如く重大な問題である。憲法の改正がどんなに壁が高くても、日本が国際社会の中で必要な役割を果たす為に、現在の憲法ではなし得ないとあらば、憲法改正に向けて全力を傾注して取り組まなければならない。今回の安倍内閣が取ろうとしている政治手法は極めて危険である。
こんな事がまかり通れば、憲法は紙に書いた飾りものに過ぎなくなってしまう。安倍首相に強く抗議したい。