気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

存在感が希薄になった

2013-01-16 11:21:03 | Weblog
人間一人この世に生を受けるとこの広い宇宙にあっても先ず物理的には極く小さいが絶対的な存在が発生する。人間は肉体が成長するにつけ、知力が成長し社会に影響を及ぼす様々な情報を発信し、精神的な感情の存在感が発生し、肉体的な存在感よりも、喜び悲しみ感動などの想いを他の人々に伝える力や対人関係においてあの人と一緒にいれば楽しいとか、その人がこの世に存在する事によって周囲に様々な影響を及ぼす存在感の方が大きくなって来る。
八十年の我が人生を振り返って私と言う存在感は小さいがそれなりに自分の存在感に手応えを感じて来た。しかし最近その存在感が希薄になりつつあるな!と感じる様になってきた。それはこれまで感動した喜びや悲しみを、文章や写真その他様々な方法で表現し、その喜びや悲しみを他の人々に伝え、自分の存在感をそれなりに感じてきたものである。
しかし最近は自分の思いを纏める力が衰え、感性が鈍くなり世間にアッピールする力が乏しくなって来たと肌で感じる様になってきている。行動や立ち振る舞いが見るからに老人臭くなり人間的な魅力が失せつつある。
人間はこの世に存在感があって、始めて生きている価値があるのであって存在感が無くなると、もはや生きている値打ちが失せてしまったと思う。毎日やる事が無く、なんの為に生きているのか分からないと言う友人がいる。それは正に心の中に自分の存在感を失ってしまっているからに他ならない。
生きとし生けるものはこの世に生がある限り自分の存在感を絶えず意識し一日一日を大切に生きて行かなければならないとつくづく思う今日この頃である。