気ままに日記

大好きな写真と思いつくままに綴る日記です

52年ぶりの同窓会

2009-11-17 22:18:46 | Weblog
52年前企業内の教育機関で同窓だった仲間が歳をとったので、一度集まろうやと同窓会を京都のあるホテルで開催した。関東、九州、近畿と全国各地の同窓は29名、既に故人となった者2名、連絡不通が3名で16名が集まった。
みんな80歳近い年齢である。会っても顔が分かるだろうかと心配と不安を感じながらホテルに集合した。果たして最初顔と名前が一致せず、戸惑いながらの会話が続いていたが、宴会が始まる頃には殆どの皆さんが昔の面影を思い出し若かった頃の懐かしい話題に花が咲いた。
どうしても話題はお互いの健康、と病気の事になるが、宴会が始まり1分間の自己紹介に入るとボランチアや趣味に生き生きと生きている様が報告され驚きと感嘆に包まれた。当時やんちゃくれだったN君は古都奈良を案内するボランティアガイドをやっていると言い、奈良の社寺仏閣の話を詳しく語ってくれたのは驚きだった。
また温和しかったN君は彫刻をやっていると言う話にどんな物を彫っているの?ときくと彼が作ったと言う2メートルもあろうか大きな仏像の写真を見せられて、これは只者ではない、プロの芸術家だと感心させられた。また一番の年長者80歳のK君は自ら詩吟を作り、宴会で堂々とその詩吟を謡ってくれた。
この歳になれば病はつきもの、幾多の大病を克服して生きてきた経験談も人生の風格さえ感じられお互いこの歳までそこそこの健康で生きて来た幸せを暖めあった。それぞれ多少は病を抱えながらも、元気で52年ぶりの再会を祝い、それぞれの生き様を手本に、更なる充実した人生を送るべく心に秘めて、近い将来に再会しようと約束し散会した。

身辺の整理

2009-11-09 08:04:21 | Weblog
今年の9月78歳の誕生日を迎えた。昨年身体の中で最も自信があった心臓に狭心症が見つかり、ステント挿入のカテーテル治療を受けてから1年あまり経つが特段の問題も無く元気な毎日を過ごしている。
しかしこの歳では、いつ何時その事態が起こるやも知れず、覚悟だけは用意しておく必要がある。そこで先ずやらねばならない事は、身辺の整理だ。元来物の整理は得意な方ではないし、物を捨てるに至っては全く不得手でどんどん物が溜まって行く。不要なものを只捨てるだけでは勿体無い。エコが叫ばれる今日有効なリサイクルを考えながら整理する事も必要ではないか。整理するにあたってインタネットのオークションを利用する方法がある事は知っていたが、ハ-ドルが高く躊躇していた。しかしこの際やってみようと一念発揮して書物などから知識を得てトライする事にした。
使わなくなった携帯自転車。定年になって時間に余裕が出来たら携帯自転車を携えてあちこち巡ろうと購入したものだが、高齢になるとそんな夢も難しくなった。
しかし10万円も出して購入したもだから少しは元を取りたいと2万円でオークションに出品した。最初は2万円近くの入札が続いていたが、オークションの面白いところは競合者が現れると、とたんに入札価格が上がって行く事である。
ぜひともこの自転車が欲しい人が最終的には8万1000円と言う高額で落札された。
お金の振り込みや品物の送付など、スムースに事が運びオークションの醍醐味を最初から十分に味わう事となった。
書籍も整理しなければならない物の一つである。高校時代太宰治の作品の傾注していたので筑摩書房発行の「太宰治全集12巻」を持っていたがその必要も無くなったので処分しようと種々考えた。今年は太宰治の生誕100周年で太宰治人気に沸いているので高く売れるのではないかと思っていたが、本の買い取りをやっている「ブックオフ」で処分するとその他の本も含めて500円ばかりの値段にがっかりした。
まだまだ欲しい物も一杯あるが、整理しなければならない物はそれ以上に一杯ある。億劫がらずに一歩一歩片づけて行こうと思う。